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“25日後”
礼唯はこの25日間、伊織との修行により、魔術への理解を深めていった。
「いいね!魔術の精度がより高くなってる!」
「ありがとうございます。」
「、、そろそろ話しておかないとね」
「話す?何をですか?」
「木犀高校の特徴について。まだ詳しい話を礼唯君にはしてなかったんだよね。」
「特徴?」
「そう。木犀高校は、入学した全員が必ず卒業できるわけじゃないんだ。」
「え?そうなんですか?」
「うん。木犀高校の募集要項のページの一部をコピーしてきたから、これを見て欲しい。」
礼唯は伊織から渡された紙を見た。
「彗星 クラス、オーロラクラス、三日月クラスってのがあるでしょ?
優秀な子は彗星クラスに、
普通の子はオーロラクラス、
そしてまだまだ魔術にムラがある子が三日月クラスに配属される。
そしてここからが問題なんだけど、一年生の最後まで三日月クラスにいた子は全員退学になってしまう。そして、二年生の最後までいたオーロラクラスの子も同様に退学。最後まで残った彗星クラスにいる30人の子達だけが卒業することができる。これがこの高校の最大の特徴だよ。」
伊織の話を聞いた礼唯は、その厳しい制度に驚いたが、それと同時に疑問が生まれた。
「じゃあ入学試験で彗星クラスに入れなかったら、卒業できないじゃないですか!」
礼唯の感情的な質問に、伊織は冷静に答える。
「そこは心配しなくていいよ。学年末に行われる入れ替わり試験があるからね。その試験で他のクラスの子よりもいい成績を収めることができれば、一つ上のクラスに上がることができるよ。」
「じゃあ逆に言えば、その試験が失敗に終わってしまうと、、」
「その時点で退学が決定してしまうね。」
伊織のド直球な言い方に礼唯は少し震える。
「でも大丈夫!今の礼唯は格段にレベルが上がってる。正直、私は礼唯君が試験に落ちるとは思えないよ。」
伊織の励ましの言葉に、礼唯は再び自信を取り戻す。
「試験は5日後、会場は東京。今日は東京に早めに行って、残り5日間は東京で思い切り羽をのばそう!」
「え!この試験に僕の未来が懸ってるんですよ!休んじゃったらダメじゃないですか?」
「確かに鍛錬も大事だけど、魔術を使うのは体に大きな負担がかかるんだ。今の礼唯君ならもう十分に実力はあるし、それにここで闇雲に鍛錬して、体
を壊しちゃえば、今までの努力が全部水の泡になってしまうよ。」
「そうなんですね、、分かりました」
「分かってくれて嬉しいよ。それじゃあ行こうか!」
「はい。東京へ」
※画像はAIで作りました泣(-_-)
“彗星クラス”
数十年に一度の実力
“オーロラクラス”
標準的な実力
“三日月クラス”
まだ実力が欠けている
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