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10分ほどで、先生が下りてきた。
「質問があったら言って下さいね」
「では私から」
川俣先輩が、軽く手を上げる。
「食事の買い物とか、それ以外の買い出しとかは、特にしなくてもいいんですか」
「食事は私が一括で買い出す予定です。だから心配はいりませんよ。ただ、男子は短パン、女子は水着を持ってきて下さい。あとバスタオルと着替え2回分以上。濡れても汚れてもいい服装でお願いします」
短パン、バスタオル、着替え2回以上だな。
用意そのものは、この前の先生宅合宿と同じでいいだろう。
でも水遊びだから、短パン2枚用意した方がいいだろうか。
「この予定表のカヌーの乗員は、これで決定なのですか」
計画書を見ながら、未亜さんが質問。
計画書には、既に名前と組み合わせ、乗る時間がきっちり書いてある。
「一応、決定のつもりです。基本的には2回、違う相手、違う種類の舟でという感じで組んでいます。二人乗りカヤックは、重い人が後の方が操縦性がいいので、うちが前になるのは勘弁して下さいね」
僕の場合は、男の先輩2人がそれぞれ相手。
こぐ番は、土曜夕方と日曜午前だ。
「あと、何故浜松の方まで行くのでしょうか。この辺でも、カヌーが下れそうな川はいくつかあると思うのですけれど」
これは未亜さんだ。
「確かに、そうなんですけれどね。例えば相模川も、水量的には全然問題無いし、実際、相模川でカヌーをやっている人もけっこういます。多摩川の上流等も、そうですね。
ただ、今度行く川は、とにかく綺麗なんです。そして流れも、適度に速かったり、曲がっていたりして、楽しいんです。瀬とかもあるのですけれど、初心者でも本気でやれば大丈夫な程度ですし。
まあ、その辺りは期待していて下さいね」
そう言われると、期待せざるを得ない。
美洋さんは、早くもスマホで検索をかけ始めた。
「あと先生、この辺で安く水着を売っているお店ってありませんか。学校指定のしか持っていないんですけれど」
これは彩香さん。
「先生ので良ければ貸しますよ。それに、水の中に入れて透けなくて、べたつかない服だったら何でもいいんです。まだ、お店にはシーズン的に水着はあまり出ていないと思いますから。ちょっと上で、色々相談しましょうか」
「あ、なら私も確認したいのです」
「私もお願いします」
未亜さんと美洋さん。
「なら皆で、取り敢えず上で相談しましょうか」
先輩を除いて、女性陣は階段を上へと去って行った。
「先輩は、いいんですか」
「こういう時用に、ちゃんと持っているからさ。大丈夫、大丈夫」
なるほどな。