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その後、2階からミシンの音が聞こえはじめた。
どうも、水着代わりに何かおそろいで作っている模様だ。
流石に覗きにいけないので、確認していないけれど。
その後、1時間くらいで干していたカヤックをひっくり返す。
暇な時間は、スマホで色々今度の旅行について検索。
更に2時間後に、テントとカヤックを畳んでしまう。
最後に、カヌーの漕ぎ方とか判断とかの資料を全員印刷して貰った後。
先生の車で寮に戻ってきた。
そして、授業2日を挟んだ5月9日土曜日、早朝3時。
僕らは、荷物を満載した先生の車に乗車した。
「何なら車の中で寝ていて下さいね。特に川俣さんは、川下りが午前中だから、寝ておいた方がいいですよ」
そう先生が言うので、僕も有り難く眠りにつく。
しかし今日も、シート2列で横2人が女子なのに、もう平気。
僕もこの環境に、大分馴れてしまった感じだ。
そして、今までと異なる車の振動で目が覚めた。
見ると、河原に車を乗り入れている状態。
車の時計は午前7時を示している。
もう現地に着いたようだ。
「まもなくテント設営場所に着きます。そうしたら、まずはカヤックを用意して、そしてテントなんかも設営しますよ。向こうの学校は、まだついていないようですけれど、多分すぐ来ると思います」
という訳で出てみると、確かにいい感じの場所だ。
河原は玉砂利系。
神社などにまいてある、あの小さい石が敷き詰められている感じ。
川に遊びに行きたいのを堪えて、先生と2人で車の後ろから色々荷物を出す。
女性陣も、ふらふら車の外に出てきた。
「おー、これはなかなかいい場所なのです」
「空気も綺麗な感じですね。気温は、ちょっと肌寒いですけれど」
「この天気なら、すぐに暑くなるのですよ」
そして、荷物を出し終えた頃、4WDと記載のある、微妙に頑丈そうなマイクロバスがやってきた。
後部に小さく『秋津学園』と記載がある。
間違いなく、相手の高校の車だ。