触れ合う舌がこんなにも熱くて、柔らかいことなんて少し前の私は知らなかった。
何度か角度を変え、息つく間もなく深くなるキス。
時折漏れてしまう鼻にかかった声さえ、熱に浮かされた私達の気持ちを高めてしまうだけだった。
「はっ……ネクタイ、邪魔」
キスを中断し、身体を起こすと、舌でペロリと口の端を舐めながらネクタイをうざったそうに外す大和さん。
同時に外された首元のボタン、そしてワイシャツの隙間から見えた喉仏と浮き出た鎖骨の色気、その行動一つ一つにに逃げ出したいほど胸が鳴る。しかしその目線は私を捉えたまま外されない。
逃す隙さえ与えない、そんな大和さんの男としての本能を感じる。
「……そんなに見ないで」
「雫こそ見てんだろ。すげぇ色っぽい顔で」
「そっ、そんなことないっ」
「そんなこと、大いにあるな」
「!」
大和さんの手が、部屋着の中に入る。優しく腰を撫でられると、ピク***********************
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