泊まってもいい?
ハスキーな低い声が余裕なさげに掠れている。長い前髪の隙間、切れ長な目で色っぽく見つめられ、私の身体中の体温が重ねられた手に集まっているかのようにそこだけが熱い。それを知られたくなくて、手を引こうとしたが許してもらえない。
きっと分かってるくせに、私がこうやって黙っていても、本当に望んでいることがなんなのか……大和さんは察しているはずなのに。
「俺は、あれで終わりにしたくないんだが」
「……っ」
目の前に影ができる。私の手を掴んだまま、大和さんが向かい合うように立ち上がる。そして私の髪の毛を耳に掛け、そこに唇を寄せた。
「今日、どうしても雫が欲しい」
私の答えを待っているのに、絶対に逃がすつもりはないのだろう、私の腰に回った大きくて骨張った手がそれを物語っている。耳元で囁かれたセクシーな低音、真っ直ぐなその言葉で全身が溶けてしまいそうになる。
「お願いっ……***************************
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