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「ここ、私が行ってみたかったところ」
「へー」
甲藤准が俺たちを連れて行ったのは、凛が言っていたテレビに出たカフェらしい。
場所柄有名人も利用するからか、カフェなのに半個室席がある。
俺と凛は隣同士、テーブルを挟んだ先には甲藤准と紗世だ。
「僕がおごるから、何でも好きなものを注文してよ」
さすがハリウッド俳優。気前がいいな。
「アイスコーヒー」
「君、男の子なのにそれだけでいいの? 遠慮している? それとも芸能人を前に緊張して喉を通らない?」
目の前に座る相手の腹のうちを探ろうとしている中で、遠慮なく飲んだり食ったりできるわけがない。
俺は水が入ったグラスに口をつけた。
「甲藤さん、総司は芸能人に緊張しないですよ。だってお母さんは天堂麗羽だから」
「ぶーっ!」
水を噴き出し******************
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