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 凛に伝えよう。そう覚悟を決めたとき、スマホが振動した。
 また大島さんが電話してきたのかと思ったが、画面には麗羽とある。
「電話きているみたいだけど」
「あ、うん……ちょっと待っててな」
 俺は凛と少し距離を取って、麗羽の声が聞こえないように配慮しながら電話に出た。
『総司!』
「どうした?」
『パパが……!』
「俺……じゃなくて俺のパパに何かあったのか!?」
 麗羽の声が震えている。最悪の事態を想像して、怖くなった。
『パパが動いたの!』
「え?」
『指がピクッって!』
「あ、そう……」
『何その反応』
「だって前も動いたし」
『え!?』
「指がピクッとしたけど、起きなかったんだよ」
『どうしてママに報告しないのよ!?』
「だって別に興******

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