テラーノベル
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あの日から、俺の毎日は灰色になった。 めめとの関係も終わって、もう二週間。
💙『もう一度話がしたい』
LINEのトーク画面もあの日から変わってない。既読もついていなかった。
楽屋で目が合っても、めめは素っ気なく目を逸らすだけ。阿部ちゃんの隣にいるめめは、俺が知ってるどんな表情よりも柔らかくて、幸せそうだった。
俺は笑顔を貼り付けて「お疲れー」とか言ってるけど、本当はもう限界。
めめの匂い、めめの声、めめの荒々しい抱き方……全部が身体に染みついて離れない。
自分で慰めても、指じゃ全然足りなくて、ただ虚しくなるだけ。
そんなある夜、ふっかがまた誘ってきた。
💜「翔太、飲みに行こー」
優しい笑顔。
この優しさについ甘えてしまった。
酒を何杯か重ねるうちに、ふっかの目がいつもより熱を帯びてるのに気づいた。
ホテルに連れ込まれたとき、俺はもう何も考えられなかった。
ふっかは優しかった。
ずっと丁寧で、俺の首筋に何度もキスを落として、甘い声で「可愛いよ、翔太」って囁いてくれた。
指も舌も、全部が俺を気持ちよくしようとしてくれる。
体を繋げられたとき、確かに心地よくて、俺は声を上げてしまった。
💙「んっ……ふっか……あっ」
でも──
一番高く達した瞬間、瞼の裏に浮かんだのは目黒蓮の顔だった。
冷たい目、荒々しい腰使い、低い声で俺の名前を呼ぶめめ。
ふっかが俺の中で果てて、汗だくで抱きしめてくれても、俺の胸は全く満たされなかった。
温かい。優しい。気持ちいい。
でも、めめの冷たさが恋しい。めめの「都合のいい子」扱いが、たまらなく欲しかった。
💙「……ごめん、ふっか」
ふっかは俺の髪を優しく撫でながら、優しく微笑んだ。
💜「いいよ。翔太が辛い時はいつでも来いよ 」
それから、ふっかとは体の関係が続いた。
週に一度か二度、飲んだ後や仕事終わりにホテルに行く。
ふっかは俺の身体を大事にしてくれるし、俺もふっかの中で一時的に忘れられる瞬間はある。
でも、心は全く満たされない。
ふっかの腕の中でさえ、俺はめめのことを考えてる。
阿部ちゃんを抱いためめは、どんな顔で接してるんだろう。
阿部ちゃんの身体を、どんな風に愛してるんだろう。
俺がされたことより、もっと優しくて、もっと深い繋がり方をしてるんだろうな……って。
ある夜、ふっかと繋がってる最中に、俺は無意識に呟いてしまった。
💙「……めめ……」
ふっかは一瞬動きを止めたけど、何も言わずにまた腰を動かし始めた。
ただ、俺の目尻に溜まった涙を、親指で優しく拭ってくれた。
俺はもう、完全に壊れてる。
目黒蓮という存在が、俺の心を食い尽くしたままだ。
ふっかは体の慰めにはなってくれるけど、めめの代わりにはなれない。
なれないと分かってるのに、俺はまだめめを忘れられない。
今も、一人でいるとき、めめの最後の言葉を何度も思い出す。
『もう来なくていいよ』
『面倒くさいでしょ』
あの冷たい声が、俺の耳から消えない。
幸せなめめと阿部ちゃんを想像しながら、俺は今日もふっかの胸に顔を埋めて、静かに涙を流す。
この気持ちは、報われない。
分かってるのに、俺はまだ、目黒蓮を好きでいる。
終わらない。
きっと、一生終わらないままなんだろう。
『めめ、あいたい』
コメント
7件
コレは、報われるのか?😂

読了しました……第5話、一気に心が重くなる回でしたね。ふっかの優しさに甘えながら、それでもめめの“冷たさ”を恋しがる翔太の心情が、もう痛いくらい伝わってきました。特に、ふっかと繋がっている最中に無意識に「めめ」と呟いてしまう場面……あの一瞬の沈黙と、涙を拭う優しい指の描写が、胸に刺さります。温かいものでは埋められない、冷たさに飢えてしまう感覚、すごくリアルでした。ふっかは本当にいいやつで、翔太がもっと苦しくならなきゃいいな、と思いながら読んでました。
#SixTONES
紅葉🍁🐥
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