テラーノベル
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「ただいま」
そう言って玄関の扉を開けたけれど
やっぱり返事はなかった
ゴミで溢れたリビングを通って
晩御飯を食べずに
今日も女の子みたいなカワイイ部屋で
一つだけ異質感がある勉強机で勉強をする
これが僕にとっての普通
ワタシの家族以外の大人は異常だと言うが
僕にはコレがとっくの昔に普通になっていた
コレが普通になったときから
僕の思想は乾いている
⋯でもあの子と話しているときは
楽しい?と思えた
またあの子に会えるかな
そう思いながら僕は眠りについた
ゆめをみたい
異常-いじょう
普通またはいつもと違って、どこかくるっていること
普通-ふつう
いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないこと
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