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こんにちは!主です🙌
第3話まで読んでくださってありがとうございます!
今回は、ついに御影玲王の心が動き始めます……
白石紬はいつも通り、無意識に距離を詰めて笑うだけ。
でも、玲王の胸の奥では、知らず知らずのうちに特別な感情が芽生えてしまうのです
「これ、俺だけじゃダメだ……」
そんな思いが、少しずつ、静かに、しかし確実に膨らむ回。
ぜひ、玲王のジレジレ感を感じながら読んでみてください💜
第3話 「気づいたら、目で追ってた」
今回は玲王視点…
最初は、本当に何とも思っていなかった。
白石紬は、
少し距離が近くて、
よく笑って、
話し方が丁寧なだけのクラスメイト。
それだけのはずだった。
なのに。
玲王(……まただ)
視界の端に、アイツが入る。
教室の前の方
窓際
廊下を歩く後ろ姿
気づけば、
無意識に目で追っている
玲王(いや、違うだろ)
俺は自分に言い聞かせる
俺は御影玲王だ
今まで、こんなことで振り回されたことなんてない
なのに…なのに
昼休み
別の男子が、紬に声をかける。
mob「白石さん、これどうやるの?」
紬「ここからですね」
アイツはいつも通り、
少しだけ距離を詰めて説明する
顔が近い
声が柔らかい
――笑う
玲王(やめろ)
胸の奥が、ざわっとする。
玲王(それ、俺の前でも同じ顔だろ)
紬「御影くん?」
不意に名前を呼ばれて、
心臓が跳ねた。
玲王「……なんだよ」
紬「次、移動教室ですよ」
アイツは、何も知らない顔で立っている
いつも通りの距離
いつも通りの笑顔
それだけなのに
玲王(……近い)
玲王「分かってる」
少しだけ素っ気なく返すと、
白石は一瞬、きょとんとした
でも、すぐに柔らかく笑う
紬「では、先に行きますね」
その背中を、
俺は目で追ってしまう
玲王(最悪だ)
放課後、グラウンド
練習の最中なのに、
集中できない
頭の中に浮かぶのは、
白石紬の声と
笑顔
潔「玲王、どうしたんだよ?」
潔の声に、
ようやく我に返る。
玲王「別に」
嘘だ
全然、別にじゃない。
玲王(なんでこんな……)
俺は、
“自分だけじゃない”って知ってる
白石の距離も、笑顔も、
特別じゃない
分かってる
なのに
玲王(それでも)
それでも、
他のやつに向けられると、
胸が痛む
凪「レオどうしたの?」
潔「わかんねぇ、なんか悩んでそうだけど」
帰り道
校門の前で、
白石が誰かと話しているのが見えた
相手は、また別の男子
笑ってる
そして、
近い
俺は足を止めた
玲王 (……行くんじゃねぇよ)
意味もなく、
そう思った
その瞬間
「御影くん…!」
振り向くと、
白石が立っていた
紬「一緒に帰りませんか? ニコッ」
何も変わらない声
何も疑っていない目
俺の感情なんて、
一ミリも知らない
玲王「……ああ」
隣に並ぶ
距離は、やっぱり近い
でも今日は、
その近さが、少し苦しい
紬「今日の練習、大変そうでしたね」
玲王「見てたのか?」
紬「はい‼︎」
さらっと言う
紬「御影くん、集中してる時、分かりやすいです」
くすっと笑う。
玲王 (……やめろって)
そんなこと言われたら。
玲王「白石」
紬「はい…?」
玲王「お前さ……」
言葉が、喉で止まる
――何を聞くつもりだった?
誰にでも同じか、なんて
今さらだ
玲王「……なんでもない」
そう言うと、
白石は少しだけ首をかしげて、
紬「そうですか」
それ以上、踏み込まない。
その優しさが、
逆に、刺さる
玲王(もう、完全に――)
俺は、
気づいてしまっていたんだ
白石紬が特別なんじゃない。
白石紬を、特別にしてしまったのは、
第3話、読んでくださってありがとうございます!
紬はいつも通り。
でも、玲王の心はもう、紬なしではいられなくなってきています。
この回で分かるのは、
「距離近い・笑顔かわいい」だけで人の心が揺れる、ということ。
そして、それに振り回される人の焦りは……甘くて苦しい💦
次回・第4話では、
距離は近いのに触れられない――
じれったい展開に突入します🔥
感想や「ここ好き!」って思ったところがあったら、ぜひ教えてください!
読むたびにニヤニヤできる回にしていきたいです😖💗
next↪︎300♡
コメント
2件
玲 王 ~ !! う ん う ん 分 か る 、 ゆ − な ぎ も 紬 ち ゃ ん ほ し い