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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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中学一年生の春、私と花奏は同じクラスになった。


花奏は男子のように髪が短く、背が高かったせいか、少し浮いていた。

本人は自分の見た目を気に入っているようで、周りの目など気にしていなかった。

私は そんな花奏のことを友達として好きだった。


最初はクラス内に知り合いが少なく、気軽に 話せるのは花奏だけだった。それは花奏も

同じだったみたいだ。


だんだんクラスに馴染めるようになり、

お互い新しい友達ができ、毎日楽しかった。

そんな中私は、少しの違和感を覚えていた。


少しの違和感を残し 夏休みが終わり、新学期が始まった。

久しぶりに花奏に会って、心が高鳴った。

やっぱりおかしい。

花奏と同じくらい好きな 菜乃に会っても、

心が高鳴ることはない。

変だ。だが、この感覚はどこか懐かしい。

なんだったかな、この感じ。


あ、思い出した。恋だ。

恋をしている時と 感覚が似ている。

…え?恋?私が花奏に?ありえない….


そんな思いとは裏腹に、花奏への恋心は

大きくなっていった。





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