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花奏に恋してからの日々は、今まで以上に
楽しかった。そして、辛かった。
花奏は同姓の友達との距離が結構近い。
普通に手も繋ぐし肩に顎を乗せたりもする。
だが何故か、ハグだけはしていなかった。
少し不思議だったけど、それよりも
周りより花奏と距離が近いことが嬉しかった
そんな中、花奏が学校に来なくなった。
正確に言えば、クラスに来なくなった。
花奏は、特別支援教室で過ごしていた。
原因は聞いていないが、担任との相性が
悪かったみたいだ。
これから花奏に会えないと思うと胸が
少し苦しくなった。
花奏が特別支援教室へ移動してから、
数週間が経った。やはり寂しい
花奏に会いたい。話したい。
そんな思いから、先生に花奏と会えないか
何度も聞いた。
そして私は、花奏に給食を届ける役割を
もらった。
給食を届けるほんの少しの時間でも
花奏に会える。それがとても嬉しかった。
花奏に会えているのは自分だけ。
そんな優越感で心が満たされていた。