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第7話 広がっていく世界
ゴールデンウィーク。
私はまたイベント会場へ向かっていた。
この日は推しグループの主催イベントではなかった。
ある男性アーティスト二人組が主催するイベントだった。
正直、最初は推しグループを見ることしか考えていなかった。
だけど会場に着いて、その考えは少し変わることになる。
ステージにはたくさんのアーティストが出演していた。
初めて見るグループ。
初めて聞く曲。
初めて見るパフォーマンス。
そして、この日初めて出会った女性ソロアーティスト。
みんなそれぞれ違う魅力があって、ステージに立っていた。
キラキラして見えた。
その姿を見ながら思った。
私が知らないだけで、頑張っているアーティストさんはこんなにもたくさんいるんだなと。
いつも以上に会場の熱気もすごかった。
音楽に合わせて手拍子をしたり、一緒に盛り上がったり。
気付けば私もいつもよりテンションが上がっていた。
すごく楽しかった。
そしてこの日は、SIちゃんと駅で待ち合わせをしていた。
イベント会場で会う友達がいる。
少し前の私なら想像もしていなかったことだった。
さらにMAちゃんとも少しだけ話すことができた。
少しずつ知り合いが増えていく。
そのことがとても嬉しかった。
ライブの後は特典会。
この日はチェキを二枚撮った。
隼也くんとのチェキでは見つめ合うポーズをした。
少し照れながら見つめていると、
「恥ずかしい!」
そう言われて思わず笑ってしまった。
その反応がなんだか可愛かった。
秀行くんとのチェキでは、ぶりっ子ポーズをお願いした。
だけどそのポーズが少し独特で面白かった。
しかも秀行くんはチェキにたくさんコメントを書いてくれる。
嬉しかったけれど、その分時間がなくなってしまって、あまり話せなかったことも今では良い思い出だ。
この日のイベントで改めて感じたことがある。
推しに会えることはもちろん嬉しい。
だけど、それだけじゃない。
新しい音楽との出会い。
新しいアーティストとの出会い。
そして、新しい友達との出会い。
私の世界は少しずつ広がっていた。
そして、この先もまだたくさんの出会いが待っていることを、この時の私はまだ知らなかった。
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読んでいただきありがとうございます!
推し活を始めてから、少しずつ広がっていく世界。
次回は、また新しい出来事と嬉しい再会のお話です。
第8話もお楽しみに!
コメント
1件
いやあもう、この回すごくよかったわ…!「推し」だけじゃなくて、新しい音楽とかアーティスト、友達との出会いが少しずつ世界を広げていく感じが、すごく温かくて共感した。隼也くんとの「見つめ合うポーズ」で照れちゃうやり取りとか、秀行くんの独特なぶりっ子ポーズとコメントサービス、そういう細かいエピソードがめっちゃ愛おしい。主人公の「知らないだけで頑張ってる人はたくさんいるんだな」って気づき、すごくいい。この先の出会いも楽しみにしてるわ🔥