欲しいものは全て手に入れるそれが自分。
例えそれが物じゃなくて人、言えばあなただったりしてもね。
同心円状に広がる緑の植物、その隙間からの木漏れ日、何もかもが幻想的に感じてしまう。ここに音楽なんかが流れていたらなおこの世とは思えないんだろうな。そんなしょうもないことを考えながら足場の悪い地面を蹴って進んでいく。
君と僕で一緒に車で出掛けて着いた先はこの森の中だった。気づいたら森の中にいてどうやら僕は眠っていたらしい。僕は彼女と同棲中で今日はたまたま休みがあったというのもありお出かけするという日にしていた。
「この森、不思議な感じがするね。」
そう彼女は言う、確かに先程からやけに静かで、心の底から感じるほどでも無いが違和感を僕の体が捉えていた。その時にもうひとつ覚えるべきものがあったのは今では後悔している。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!