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ぼくとキミ

第2話 - 第2話

2024年07月02日

#短編

はる

さっきの一言から彼女が口を開かない。

自分なにかしちゃったのかな？とそんな疑問を胸に彼女に着いて行く。心当たりはないのだが何がこんなにも引っかかるのだろう。

「ねえ、どこかに向かってるの？」

自分は尋ねた。

でも彼女は口を開かない。やっぱり怒ってるのか。と感じた自分は咄嗟に

「なんか、ごめんね」

と意味もなく謝ってしまった。正直自分の悪い癖なんじゃないかと思う。理由も分からないのに謝ってしまうことは。

彼女はそれでも口を開かない。そしてだいたい1時間ほど歩いたところだろう。さすがに疲れが目に見えるほどになってきた。しかし彼女は疲れを見せるどころか歩幅が大きくなってきている。

ぼくとキミ

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はる

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