テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#異世界転移
花月夜れん
2,595
57
403
暑い。そう思い目を開ける。
隣で美雪が気持ちよさそうに眠っている。寝顔もとても可愛い。
早苗「いい彼女いるじゃーん」
「はぁ!!?さば姉!?」
美雪「んっ….どうしたの京斬….ってうわぁ!!」
美雪はびっくりして壁に後頭部をぶつけていたがっていた。
「大丈夫か、美雪」
美雪「う、うん。」
早苗「彼女?….一緒に寝てたってことはもしや!!」
「違うから!何もしてないから!!」
美雪「そ、そうです。まだ付き合ってないですし。」
早苗「付き合ってない男女が家で一緒に寝る….もしや!!」
「それも違う!!」
僕はさば姉に事情を説明して何とか理解して貰えた。少し嘘も混ざっていたが大丈夫だろう。
早苗「でもさ、それってほぼカップルじゃない?」
僕と美雪は顔を真っ赤にして全力で首を横に振った。
早苗「必死すぎでしょ。わかりやす。」
美雪「私と京斬はまだそんな関係じゃないので!」
早苗「….まだ、?」
「あーもう!ややこしくなるから僕が説明する!美雪は静かにしておいて」
そういうと美雪はしゅんとした顔をしながら僕の腕にくっついてきた。
「さば姉、美雪とはその….両思いなだけでまだ付き合ってなくて。」
早苗「は?付き合いなよ」
「いいの!!僕たちは今これに納得してるの!2人が分かり合えた時に付き合うって決めてるから。」
美雪は僕の腕にくっつきながら全力で首を縦に振った。
早苗「まぁ、2人がそれでいいならいいけど。でもさ、いつまでもそのまんまの関係でいられるとは思わない方がいいよ。」
「大丈夫だし。僕たちは相思相愛なんで。」
美雪は顔を赤くしながらほんの少し頷く。
早苗「ちなみに夏休み明けからこの家に女の子が来るよ!」
「は?歳は?」
早苗「京斬と同い年!ちなみに京斬、知ってる人だよ。」
「僕が知ってる人?同い年….」
美雪は僕のことをめちゃくちゃ睨んできていた。
「大丈夫だから、浮気とかはしないよ。」
美雪「ばか、ばか、ばーか!!」
めっちゃ嫉妬していた。頬をぷくっと膨らませながら怒っているかどうかさえ分からない顔で怒っていた。
「大丈夫安心して」
美雪を抱きしめ安心させる。
早苗「え、あんたいつの間にそんな男に….」
さば姉がいるのを完全に忘れていた。目の前で抱きしめてしまった。
「これは、その….好きな人を安心させるためのぎゅーだ。」
美雪「ありがと。京斬。」
美雪は少し寂しそうな顔をしながら僕の胸から離れる。
美雪「それで早苗さん。その人どんな人なんですか。」
早苗「京斬のたった一人の幼馴染。 」
僕はその瞬間わかった。
「も、もしやあいつ?」
早苗「そう、あいつ。」
僕が少し嬉しそうな顔をしているのがバレたのか美雪に頬を引っ張られる。
美雪「浮気するヤツの顔してた。」
「ごめん。ちょっと嬉しくて。」
美雪「ねぇ、私だけ、好きだよね。」
寂しい顔をしながら言ってきた。
「うん。美雪だけ。」
美雪「なら、良かった。」
そうして楽しい楽しい夏休みは終わり学生としても僕自身としても絶望をする新学期を迎えた。
美雪「おはよ。京斬。」
「おはよ。美雪。」
美雪「もう来た?その人。」
「来てない。でも、多分あいつは….」
美雪「どうした?」
「今日多分転校生が来るよ。しかも、うちのクラスに。」
美雪「もしや、その人が….」
「多分、そうなる。」
美雪への絶対的な恋心を誓いながら僕は教室のドアを開けた。
コメント
1件
おつかれさま〜!第8話読んだよ🌸 もうね、冒頭から「さば姉登場で修羅場!?」ってなってニヤニヤ止まらなかった(笑)美雪の「まだ付き合ってないですし」からの「まだ、?」にフラグ回収されそうになったし、抱きしめて「美雪だけ」って言う京斬が男前すぎて悶えた😭💕 最後の転校生=幼馴染の気配、次回どうなるの!?美雪の嫉妬顔もっと見たいよ〜!続き待ってるね⋆♡