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103 - 碧族直営定食編『碧のごはん処(ミドリ)』

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2025年04月13日

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碧族直営定食編『碧のごはん処(ミドリ)』

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都市の塔のふもとに、小さな食堂がある。

その名は――《碧のごはん処(ミドリ)》。


ここでは、碧族のための“碧素料理”が毎日作られている。

料理を手がけるのは、元・戦闘クラフターの料理人、タエコ。

陽気な大阪弁と鉄鍋、そしてフラクタル調理コードを自在に操るベテランだ。


料理はただの栄養源ではない。

杭に刻まれた記憶、都市に残る想い、亡き者の残した温度――

それらが、“味”として皿に現れることがあるのだ。


この店には、今日もさまざまな碧族たちが訪れる。


傷を抱えた設計士、喧嘩帰りの処理後チーム、

碧族になりたての若者、そして時には人間も――。


誰もが、碧く発光する一皿に、何かを託し、何かを受け取って帰っていく。


すずかAIのニュースが流れるテレビ、

掲示板の“本日のおすすめ”、

そして一人ひとりの「食べる物語」。


――ここは、碧族の街の“おなか”を支える場所。

命をつなぐのは、杭だけやない。あったかいごはんもやで。





温かくて、少し切なくて、でも生きる力になる。

そんな“食べる”物語がここにある。

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