省吾の寝室も、とてもシンプルだった。
ベッドとナイトテーブル、それにチェストと椅子が一つずつあるだけだった。
この部屋の窓からも、綺麗な夜景が見えた。
省吾は足元の間接照明だけを点けた後、奈緒を優しくベッドに横たえる。
そしてベルトを外して白いチノパンとボクサーパンツを脱ぎ捨てると、ベッドへ上がってきた。
そして奈緒の最後の下着も剥ぎ取ると、奈緒を包み込むように抱き締める。
「奈緒……愛してるよ」
「私も……」
「心配しないで俺に任せて」
省吾の言葉は奈緒の緊張を解きほぐす。奈緒は安心してコクンと頷いた。
そこからはとても素晴らしい時間が流れていった。
省吾はこのうえなく優しかった。もちろん優しいだけではない。情熱的かつセクシーな省吾の男らしい動きは、奈緒の胸をキュンと疼かせる。
省吾はどんな時も、奈緒の事を大切な宝物のように扱ってくれた。そこには省吾の愛が溢れている。
そんな省吾の愛がこもった愛撫が続くうちに、奈緒の身体はすっかりとろけていた。
省吾は一度ベッドから起き上がると、ナイトテーブルの引き出しから避妊具を取り出して素早く着ける。
そして奈緒に聞いた。
「奈緒、いい?」
もう我慢しきれないほど熟していた奈緒はコクンと頷く。
すると省吾の硬くなった先端が奈緒に触れる。
その瞬間、奈緒の身体には緊張が走り、思わず省吾にしがみついてしまう。
こういう行為は久しぶりだったので、少し怖かった。
「大丈夫だよ奈緒、力を抜いて」
「だって……」
「奈緒はちゃんと濡れているから痛くないよ」
「うん……」
奈緒はその瞬間、省吾を信じて目をつぶる。
すると一気に省吾が入って来た。
「アッ……」
その短い叫びと共に、奈緒は恍惚とした表情を浮かべる。
省吾を感じた瞬間から、奈緒の身体全体が強い快感に包まれていく。
「奈緒のここ、凄いぞ。ビショビショだ」
「や…んっ……恥ずかしいから…アンッ……言わないで……」
「ん……気持ちいいんだね……じゃあもっと気持ち良くしてあげる」
奥まで到達すると、奈緒が切ない声を上げた。
快感に溺れる奈緒の顔を見つめながら、省吾は腰を振り始めた。
二人の荒い息遣いとベッドのきしむ音、そして二人が繋がった部分からは淫らな水音が響いてくる。
その音に刺激を受けた二人は、更なる頂上を目指す。
「奈緒……最高だ! 君は最高に素敵だよ…奈緒」
「ハァッ……凄いわっ……あんっ あんっ あんっ」
奈緒は次々と襲い来る大きな波を受けとめる事に必死だった。
省吾との身体の相性は最高だった。
奈緒はこの時初めて、女としての本当の悦びを知ったような気がした。
その後二人は同時に果てる。
大きな快感を得た奈緒は、しばらくの間ぐったりとしていた。
省吾はまだ息の荒い奈緒に腕枕をしてから引き寄せる。
省吾はセックスの後も優しかった。
信じられないくらいに、ずっとずっと優しかった。
しばらくして、奈緒の呼吸が落ち着くと省吾が言った。
「最高だったよ奈緒……もう俺は奈緒を手放せないよ」
「私もよ……」
「それなら良かった。でも1ラウンドでは終わらないからな、覚悟しておけよ」
「フフッ、そうなの?」
奈緒はとぼけて言ってみたが、自分でもわかっていた。
奈緒の方も一度では我慢出来ない事を。あんなにも素晴らしいセックスを経験してしまったら誰もがそう思うはずだ。
その時奈緒は、自分ばかりがしてもらうのではなく、自分も省吾に何かしてあげたいと思った。
そこで勇気を出して伝えてみる。
「私ばっかりじゃなくて、深山さんにも何かしてあげたいです」
すると省吾が少し驚いていた。
「嬉しい事を言ってくれるなぁ。じゃあ奈緒、俺の上に乗ってくれないか? 俺は下から奈緒を眺めたい」
省吾のリクエストを聞いて奈緒は一瞬戸惑う。
奈緒は騎乗位の経験はあったが、どちらかというと苦手な体位だったので自信がない。
しかし愛しい人が望むならばと、勇気を出して省吾の上に跨り身体を沈めていった。
「あっ……」
省吾に触れた瞬間蜜がジュワッと溢れてくる。奈緒は少し緊張しながらそのまま身体を沈めていく。
もうその動きだけで奈緒は敏感に感じてしまい、なんともいえない表情になる。
そんな奈緒を下から見ていた省吾は、たまらないといった表情でセクシーな視線を向ける。
「ふぅーっ、奈緒の中、すごくあったかくて気持ちいいよ……」
その言葉に自信を持った奈緒は、ゆっくりと腰を振り始める。
動きながら凄く感じている自分がいた。
「あんっ…あんっ…あんっ…」
腰をスライドさせる度に勝手に声が漏れてしまう。
しかし快感を得ているのは奈緒だけでなく、省吾も同じようだった。
奈緒は上下に動かしていた腰を、今度は前後にスライドさせるように動かす。そして時に弧を描くようにして変化を加え、色々な動きで省吾を喜ばせようとする。
「奈緒……激し過ぎるとイッちゃうよ……もうちょっとゆっくり……」
しかし自身も快感を得ていた奈緒の腰は止まらない。
すると省吾が笑いながら懇願する。
「ハハッ、ダメだって奈緒……駄目だったら……」
困り果てた省吾はいきなり起き上がると、あっという間に奈緒を組み伏せる。
そして正常位に戻ると、奈緒をギュッと抱き締めながら小刻みに腰を振り始めた。
それまでとは違う新たな快感が奈緒を襲う。
ベッドがギシギシと音を立てる度に、奈緒が激しく喘ぐ。
そして二人はとうとう二度目の絶頂を迎えた。
絶頂を迎える瞬間、奈緒の脳裏にはある光景が浮かんだ。
真っ白な雪に覆われた浜辺に、一筋の光が差し込む。
降りしきる雪がその光を帯びた瞬間、辺り一面銀色に輝き始めた。
奈緒は省吾の背中に爪を立てながら、二人が出逢ったあの光景を思い出していた。
コメント
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キャァー💗💗💗省吾さんの全てがエローい😆テクニシャン省吾の硬くなった先っぽ🍄😍😍😍❤️🔥❤️🔥❤️🔥
ついに結ばれた2人に感無量😆💛全てに優しく労りがあって愛情たっぷりの省吾さん💕💕 第二ラウンドまで所望されてて、そんな奈緒ちゃんに貪欲な省吾さんも好き( *´艸`)フフフ ますますお互い手放せない存在だね。結婚も見えてきたね🫶💕
省吾さんはやっぱり最高だったー! 奈緒ちゃんも省吾さんへの奉仕頑張ったね❤️ でも省吾さん何故ゴムを閉まってあったのかな?そこが気になって仕方ない〜😎