【ある日偶然出会った億トレーダーに偽装恋人になって欲しいと言われました】
水野理紗子(29歳)は筆名『水野リサ』という恋愛小説家だ。会社員時代は同じ会社の5歳年上の恋人がいたが、27歳の時に突然振られる。失恋を機に会社を辞めようと思っていたところ、突然理紗子の小説が脚光を浴び、その後漫画化・映画化されて大ヒットした。
一方、佐倉健吾(38歳)は為替のトレーダーをしていた。
学生時代から投資を始めた健吾は、25歳の時に偶然起きた証券会社の誤発注事件を元に、運良く巨額の富を築く。元々投資のセンスを持ち合わせていた健吾は、その後不動産投資、会社経営にも手を広げている。最近では動画投稿サイトに投資専門チャンネルを作り、自らが出演し投資に関する情報提供もしていた。独身・イケメン・長身・資産家・セクシーな声と、全てを持ってる健吾だったが現在恋人はいない。そんな健吾を自分のものにしようと、彼の周りには常に華やかな女性達が群がってきた。
そんな二人はある日カフェで出逢い、ひょんな事から理紗子は健吾の『偽装恋人』を演じる事になります。