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体育祭が終わった
とても疲れてしまったけど楽しくて
とても悔しかった
「お疲れーとゆうことで明日明後日は休校だ、体育祭を観戦したプロヒーローから指名があるだろうが、それはこっちでまとめて休み明けに発表する、ドキドキしながらしっかり休んでおけ」
『はい!』
休み明け
「凛岩、風花、雨が降ってるから気を付けてね、寄り道せずに帰っておいで」
お母さんがわざわざ玄関まで見送りに来た
「お母さんは心配性なの!大丈夫だってヒーロー志望なんだもの!」
「お母さんも気をつけて、あんまり外に出ない方がいいと思う」
僕らは行ってきますと言って外に出た
外は大粒の雨が音を立てて降っている
駅から電車に乗る、今日はいつもより人が多い、座れる場所が1つだけあったから風花を座らせた
「…君達、雄英一年の双子さん?観たよ体育祭!凄かったねー!」
「…!はい、ご覧になっていたのですね、ありがとうございます」
「覚えて貰って嬉しいの…!です!ありがとうございます!」
教室
「やっぱりテレビで中継されると違うねー!ちょー声かけられたよ来る途中!」
「あー!俺も!」
クラスがザワザワとしている
風花はすぐにみんなの元に話をしに行ってしまった
僕は自分の席に座りに行く、する事も無いので個性の練習と称して遊んでいる
「おはよう」
ガラッと教室のドアがあく、相澤先生が入ってきた
『おはようございます』
「今日のヒーロー学、ちょっと特別だぞ」
クラスの雰囲気が凍った
まぁ大体ろくなこと無いもんな…
「…コードネーム、ヒーロー名の考案だ」
『胸膨らむやつ来たーー!!」
先生が目をぎらつかせるとすぐにみんな固まった
まぁ怖いもんな
色々ありまして集計結果まで飛ばす
轟 4123
爆豪 3556
凛岩 324
飯田 301
風花 295
・
・
・
などなどありまして
「凛岩!来てる!私来てるの!」
前の席に居る風花がこっちも観てくる
「うん、見えてるから知ってるおめでとう」
「この結果を踏まえ、指名の有無に関係なくいわゆる職場体験に行ってもらう」
職場体験…どこ行こうか
「まぁそのヒーロー名はまだ仮ではあるがてきとーな物は…」
「付けたら地獄を見ちゃうよ!」
ミットナイト先生が入ってきた
クラスの何名かが騒いでいる
「学生時代に付けたヒーロー名が世間に認知され、そのままの人多いからね!」
「その辺のセンスをミットナイト先生に審査してもらう、俺はそう言うの出来ん」
ヒーロー名、か…正直考えた事はあるけど…どれもいまいちピンと来なくて諦めてたな
そう思いながら後ろにペンとボードを渡した
数分後
「じゃーそろそろ出来た人から発表してね」
そういやあったな発表形式…まぁなんっにも書けてないからな…
「行くよ…輝きヒーロー、『I can not stop twink ling!』訳して!キラキラが止められないよ!」
「ここはIを取ってcan’tに省略した方が呼びやすい」
((いいのかよ…))
「じゃー次私ね!ヒーロー名エイリアンクイーン!」
「通!どこ目指してるの!?辞めたきな!」
「ちぇー」
芦戸さんは拗ねながら自分の席に戻って行った
てゆうか空気が大喜利なんだよなー気まず
「けろ!じゃあ次、私いいかしら」
「はい!つゆちゃん!」
「小学生の時から決めてたの、梅雨入りヒーロー、フロッピー!」
可愛らしいヒーロー名だな、クラスの中のフロッピーコールが止まらない
「じゃあ俺も剛健ヒーロー、レッドライオット!」
「赤の胸像!これはあれね!漢気ヒーロークリムゾンライオットのリスペクトね!」
「そうっす!だいぶ古いけど俺の目指すヒーロー像はクリムゾンそのものなんす!」
かっこいい、ちなみに漢字は出てこなかったのでカタカナです[めたい]
「ヒアヒーロー、イアホン=ジャック」
「いいわね!次!」
「触手ヒーロー、テンタコル」
「触手のテンタクルとタコの混じりね!」
「テーピンヒーロー、セロファン」
「わかりやすい!大切!」
「武闘ヒーロー、テイルマン」
「名が体を表してる!」
「甘味ヒーロー、シュガーマン!」
「あまーい!」
「ピンキー!」
「桃色!桃肌!」
「スタンガンヒーロー、チャージとイナズマでチャージズマ!」
「かっー!痺れるー!」
「ステルスヒーロー、インビジブルガール!」
「いいじゃんいいよぉ!」
「ストームヒーロー、ラブちゃんなの!」
「いいねぇ可愛いよ!」
「さぁさぁどんどん行きまくりましょう!」
風花はもう決めたのか、前世の名前でいっか
「…岩石ヒーロー、マイロ」
「かっこいいけど…意味とかってある?」
やば、考えてなかった…そうだ
「…自分のヒーロー、マイヒーローを略したんです、誰かに自分のヒーローはマイロですって言ってもらえるように」
「いいねぇ!そうゆうのすごくいい!」
オッケー出されたよかった…
「この名に恥じぬ行いを、万物ヒーロー、クリエティ」
「クリエイティブ!」
「ショート」
「名前…!いいの?」
「あぁ」
「漆黒ヒーロー、ツクヨミ」
「夜の神様!」
「モギタテヒーロー、グレープジュース!」
「ポップ&キッチュ!」
「…!」←ふれあいヒーロー、アニマ
「うん!わかった!」
「…爆殺王」
「そうゆうのはやめといた方がいいわね」
「なんでだよ!」
「爆発サン太郎にしろよー!」
「黙ってろクソ髪!」
「…考えてありました、ウラバディ」
「洒落てる!」
「貴方も名前ね…」
飯田君の顔が少し…嫌だいぶ暗かった
そっか、アニメではお兄さんが…
「緑谷くーん!できた?」
「あっ、はい!」
「いいのか?それで」
「一生呼ばれ続けるかもしんねぇんだぜ?」
「…うん、この呼び名今まで好きじゃなかった、けどある人に意味を変えられて僕には結構な衝撃で、嬉しかったんだ」
「これが!僕のヒーロー名、デクです!」
今までよりも遥かに緑谷の目が輝いて見えた
「爆殺卿!」
「違う、そうじゃない」
昼休み
昼休み、僕は顔の視線を下げて教室の窓から廊下を見ていた
何もないけど
「ねーねー、みんなどのプロ事務所行くか決めたー?」
「おいらはマウントレディ!」
「峰田ちゃん、やらしい事考えてるわね」
「違うし!」
「私はミルコさんの所なのー!」
「…凛岩はどこ行くんだ?」
声がした方に視線を向けると焦凍が立っていた
「僕はギャングオルカさんの所、体力が無いからビシバシ鍛えてくれそう」
「そうか、俺は…」
「エンデヴァーでしょ?」
焦凍は驚いた目でこちらを観てくる
「なんでわかったんだ?」
「僕は心の中が読めるんだ」
「…え?」
「なーんてね」
今度は少し混乱したような表情だ
少し面白い
次回 職場体験