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「はぁーめんどくさいよぉwki………」
「いやそれな?」
そう言いながら俺に肩を組んでくるryoちゃん。
今何をしてるのかというと、卒業式での在校生の練習です。
あ、あれね?在校生起立!とか、送辞とか…だからほぼ俺たちの出番は無いかな。
そして講堂へ向かっている所です。
『出席番号順に椅子に座っていけ〜!』
学年主任の声が広い講堂に響くと同時に、ガタッと生徒の座る音が色々な所から聞こえてくる。
(周りほとんど話せる人いない………)
暇すぎるから友達と話したかったが、出席番号が後ろの方だからか周りに話せる人がいない。
俺は自分の苗字を憎んだ。
「……ねぇねぇ、」
「………」
「ねぇって。ちょ、君だよ?」
「……………あ、俺?」
「他に誰がいんのっ?笑」
隣の隣の出席番号、山中綾華がまさかの俺に話しかけてきた。
山中さんはまぁめちゃくちゃ静かなタイプという訳ではなく、男女平等に接してくれる優しい人だ。
そして今、俺が暇そうだったのか向こうから話しかけてくれた。
その時不意に見えた笑顔に少しばかりドキッとしてしまう。
「wkiさんって何か趣味とかあるの?」
「え〜……ゲームとか?」
「え意外!!全然ゲームとか興味なさそうに見えた!」
「マジ?笑 ……山中さんは何か趣味とかあるの?」
「ん〜私は……ドラムとか?」
「え!ドラム出来るの!?」
そのギャップに驚いて少し大きめな声が出てしまう。
「静かに!笑 まぁ…一応ね?」
「えー凄………かっこいいね」
「んふっ、ありがと!」
「俺もさーー」
『はい2年生〜、こちらを見ましょう』
俺が話しかけようとした時にタイミングよく先生の声がマイクを通して響き渡る。
すると山中さんがまるでまた後でねとでも言うように目配せをして前へ向き直した。
(もっと話したかったな………)
こう思ってしまう俺は、きっと山中さんに一目惚れしてしまったのだろう。
キリッとしている顔なのに不意に見せる笑顔が可愛くて、しかもドラムをしているというギャップ。
俺もギターを家でやっているから、音楽繋がりでもっと話したいと思った。
でも……
俺にはomr mtkという好きな人がいる。
好きな人が2人もいるだなんて、小学生でもないのだからそれはダメだろう。
世の中でいう浮気のようなモノ。
しかし、この気持ちを消し去ろうとするのは到底難しいだろう。
俺はつくづく最低な奴だなと自分で思った。
次の授業では、作った作品にニスを塗るという作業だった。
その時1人ずつニスを塗るのだが、俺が塗り終わると同時に、omrさんがこちらへやってきた。
「若もう終わった〜?」
「うん終わったよ。はい、どうぞ」
「さんきゅ〜」
俺は手渡しでニスとヘラをomrさんに渡す。
そして俺は席へ戻ろうとした時………
『おいwki。それもうちょっとニス塗ったほうがいいんじゃないか』
「え、マジすか…。じゃあ……omrさん、それ終わったら一瞬貸してくんない?」
「ん、おっけ〜」
先生から指摘されて、まさかのもう1回塗る羽目に………
なんでだよ!と面倒くさい気持ちが一瞬出てしまったが、俺はとあることに気づく。
ここで待機してたらomrさんと話せるんじゃ…!!
すると案の定omrさんが俺に話しかけに来てくれた。
「若の作品上手いね。やっぱ流石だなぁ」
「そう?笑 omrさんのも上手だと思うけど……」
「どこが!?笑笑 俺のなんか全然よ笑」
「えぇそうかな?笑」
そんな他愛のない会話をしながら手を進めるomrさん。
そーいえば……omrさんとryoちゃん、多分今も両想いだよなぁ…
こう俺に話しかけてくれはいるが、実際はryoちゃんの可能性が高いし。
それならもうomrさんは諦めて、山中さんに猛アタックの方がいいんじゃないか。
山中さんなら異性ということもあって、親もすんなり受け入れてくれるはずだ。
けどそうなるとこの3年間、受験が全部パーになってしまう。
どうしよう………
「若、はい。」
「あ、ありがと」
そう考えてる時に、omrさんがヘラを俺に渡してくれた。
「ふぅ〜終わった終わった、」
omrさんは作品を丁寧に先生のところへ持っていった。
「どうしよっかな……」
俺は頭を悩ませながら手を進めた。
ストーリーが迷子〜〜〜〜どう書けばいいの〜
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コメント
12件
あやちゃんんん…大森さんに気持ちを向けてほしいっ!!! 続き楽しみにしてます!
あやちゃん!!あやちゃんもかわいいもんな!!!わかるぞぉこんじる!! いやでもおいらが求めているのはBLなんだよとっとと付き合えもとぱ
ここに来て綾ちゃん出てきたっ!若さんは綾ちゃんに傾くのか大森さんに傾くのか…!
大 森