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第25話 プールに行こう!3/3
前回までのあらすじ
みんなでプールに来た。以上。
ここは帰りの電車。【プールの話あれだけ!?】あの後はなんのトラブルのもなく遊んだから、つまんないかなと。
「グゥースピーもぅたべられませんよぉ〜。スピー」
「グゥースピーもぅたべられないぜぇ〜。スピー」
夕焼け色に染った車窓の前で、シイさんが祐の肩に寄りかかって寝ている。そして、祐も寝ている。【もうこいつらカップルだろ】
「グゥースピーもぅたべられないれふぅ〜。スピー」
そして、僕の右肩には美里さんが寄りかかって寝ている。くっそかわいい。食べちゃいたい。【やめろ。児童ポ◯ノを避けるって言ってたじゃねぇか】
「ユメさん、今日のプールはどうだった?」
「まぁ、それなりには楽しかったぞ」
「良かったね。…。みんなとの仲は深められた?」
「…。手応えはあったな」
「おめでとう」
ただ1人だけ起きているユメさんに、僕は話しかけていた。
「ふぁーあ。僕も眠くなってきちゃったから寝るね。おやすみー」
「そうか。おやすみ」
そして、僕は電車に揺られながら、眠りについた。【俺も寝よ。おやすm…グガー】
…
……
「ようやく全員寝たぞ。黒野」
「いやいや。ご苦労さん。君は確か、姉から貰ったものと自分のもの。2つ固有力を持っているんだよね」
「お前が勝手に私に入れたんだろうが」
「『夢を見せる』だったっけ?いやはや。便利な能力だ」
「…。それで。私の仕事は終わりか?」
「ん?何を言っているんだ。君も眠るんだよ」
「はぁ!?何をいっt…」
ガクッ zzz…
「君たちの『固有力』は我のものだからね。全て『合成(あわ)せて』貰うよ」