コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
霊「こっからはこっちのターンよ!」そう言い放ち、最後の解毒剤を黒い球体に叩き付ける。解毒剤が割れ、中の液体が射出された瞬間、黒い球体が砕けた。
エ「チッ!そいつは…!!」
苦虫を噛んだかのようにエラーが睨んだ瞬間、1本のレーザーがエラーの肩を貫いた。
?「ようやく解放されたのね。待ちくたびれたわ。」
そこに現れたのは白い服を身に纏い、優雅に扇子を扇ぐ女性だった。
霊「ようやく出てきたわね、さっさと終わらせなせいよ。『八雲 紫』」
紫「まったく、人使いが荒いわね。でも、今回は役に立てなかったし、言う通りやってあげるわ。」
そうして、八雲紫は上空にワープした。
イ「あれは…裂け目…?」
インクがそう呟く。
実際、八雲紫は空間を割ったかのような裂け目を創り出し、上に移動した。
霊「正確には『スキマ』よ。アイツは八雲紫。空間を操るスキマ妖怪で、幻想郷を守る存在よ。」
霊夢がそんな解説をすると、異様といえる光景が見えた。
紫「さぁ、終わらせましょうか。フィナーレの時よ。」
空が、スキマで埋め尽くされたんだ。そしてそこからレーザーが一斉に発射される。
エ「チッ!ふざけやがって!!」
瞬間、エラーがゲートを開く。そこから上空に移動する。それはスキマよりも上の上、そこで恐ろしい光景が映る。
サ「あれは…!?」
間違いない。そこに居たのはオレだった。服や体に変化がある事からおそらく別世界のオレがそこには数十体は居た。
エ「へへへ、作戦失敗なら、俺も存在できなくなっちまうかもだが、賭けをしよう。勝っても負けても、ここは消えてなくなるぞ!」
エラーがそう啖呵を切る。
イ「まずい…これじゃあ世界が壊れる!」
そうだ、別のオレが戦っちゃ世界に問題が出る。このままじゃどっちにしろ終わりだ。
霊「ちっ!やるしかないわね…」
そう言って霊夢がスペルカードを構える。
イ「ダメだ!…けど一体どうしたら…」
紫「それじゃあ少しだけ世界を隠しましょうか。」
そう言った、紫から影が垂れていた。
その影は幻想郷を覆い、色を失った。
紫「アンタが大勢の増援を呼んでるうちに、結界の解析して、利用させてもらったわ。これより数分間。この幻想郷はプレイヤーを含む誰にも目視されない。」
つまり、それなら…!
霊「反撃できるってわけね!」
そうして、霊夢はスペルカードを持ち直した。
インクも笑いながら、ブラスターを出す。
イ「エラーのバグで作った結界を解析?相変わらずぶっ飛んでるね!でもそういうのは大好きさ!」
これならなんとかなるかもな。
オレもブラスターを構える。
さぁ、最終決戦だ。
エ「絶望に呑まれて死ね!」
そこから放たれる100近いブラスターはまるで、あらゆる星が降ってくるかのような壮絶だった。だが、
サ「恐怖も絶望も何一つ感じないな!あんたこそ骨の髄まで刻みな!」
そうして、オレとインクはブラスターを放つ!
霊「『霊符「夢想封印!」』」
紫「『境苻「四重結界!」』」
全てのブラスターを紫が防ぎ、その上からこっちの攻撃を叩きつける。
ここまでして力を保てるのは流石幻想郷の切り札と言えるな。
エ「はっ!その程度なら時間の問題さ!」
そう嘲笑うエラー。確かに、ほんの少しずつこっちが押されてきている。
霊「ちっ!人数が多いわ!何とかしないと!」
霊夢がそう言った瞬間…
?「なら、私が手伝ってやろう!」
背後から声がした。
?「『鬼気「濛々迷霧」』」
瞬間、霧のように舞った弾幕がブラスターを押しのける。
霊「萃香!あんたどうして!?」
それは、名の無き妖精、妖怪、神から、名のある相手もそのほとんどを相手持った鬼人。伊吹萃香だった。
萃「こっちは一段落したのさ。どうやら奴は幻想郷の住民を操る体力は無いらしい。その為、スペシャルゲストも呼んどいたさ!」
魔「『恋符「マスタースパーク!!」』」
そうして、オレを狙った光線が今度は相手に向かい放たれる。やはり火力はとんでもないな。
霊「魔理沙!」
魔「待たせたな。何だか体の治りが早くて、いてもたってもいられんから来ちまった!」
治りが早い…?まさか八意印の隠し効果…?
萃「さぁ!場面は揃った!永琳から追加任務は受けている。優曇華の奴が伝えてくれてね。端的に話すからよーく聞きなよ!」
そうして、萃香が勝つ為のミッションを話す。聞いた所異論も無く、その作戦は実行となる。
魔「な、なぁ?ずっと話してると片腕が…ほら?一応攻撃しながらなわけだし…」
するとほかから違い、八卦炉?という箱を持ち、攻撃している魔理沙から苦情がくる。
萃「そんじゃ、作戦開始さ。ぶっぱなしていいよ!」
魔「よし来た!」
魔「『魔砲「ファイナルマスタースパーク!」』」
八卦炉を両手に持ち替えた魔理沙がさらに火力を底上げする。本当にとてつもない火力特化だな。
霊「『大結界「博麗弾幕結界!」』」
霊夢は火力を魔理沙に任せ、紫と共に結界の維持をする。
紫「それじゃああとは頼んだわよ。」
サ「あぁ、行ってくるぜ。」
そうして、オイラはスキマに入った。