テラーノベル
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お泊まりが決まり、外は完全に暗くなっていた。どこの家も明かりがなかった。私は台所に行き、晩御飯の準備をした。
お茶碗や包丁の音が響いていると、パタパタと軽い足音が聞こえ、琥珀が台所を覗き込んでいた。
🍁「桜ちゃん、何作ってるの?」
🌸「昼に買った材料を使って、白米と味噌汁と塩鮭と漬物を作るよ」
🍁「どれも美味しそう!僕も手伝いたい!」
🌸「良いけど、料理したことあるの?」
🍁「ううん、初めて!だから、すっごくわくわくする!」
目を輝かせる琥珀を放っとけず、2人でご飯を作ることにした。野菜を切ってもらったり、お皿を並べてもらったりと、不慣れな手つきで一生懸命手伝ってくれる姿が微笑ましかった。
🌸「はい、出来上がり」
🍁「わぁぁ!!美味しそう!いただきます!」
出来たてのご飯を口に入れる。
🍁「んん〜っ!美味しい!(*´ч`*)」
とても美味しそうな満面の笑みを浮かべて、出来たてのご飯をどんどん口に入れる。その姿を見て、思わずクスッと笑ってしまう。
🌸(……そっか。私、家で誰かと一緒に料理をしたり、ご飯を食べたりするのって、初めてだったな…)
いつも静まり返っていた誰もいない家。村の人たちに嫌われ、ずっと一人ぼっちで食べていたご飯が、琥珀が隣にいるだけでこんなにも温かくて、美味しく感じる。その新鮮な幸せに、胸の奥がじんわりと満たされていった。
ご飯を食べ終わり、お風呂にも入り、寝る時間になって寝る準備を終わらせた。
私の家には布団が1つしか無かったが、まあまあの広さがあったため、2人で1つの布団を使うことにした。
🌸「じゃあ……おやすみ、琥珀」
🍁「うん、おやすみ桜ちゃん」
行灯の火を消し、私達はお互い背中合わせの状態で横になった。
少し距離を離しているが、すぐ後ろでドクンドクンと心臓の音や琥珀の気配が至近距離で感じるため、新鮮な気持ちで私は布団の中で顔が赤くなった。後ろにいる琥珀は一体どういう気持ちなんだろうか…。そんなことを考えているうちに、温もりと眠気に包まれて意識が沈んでいった。
子鳥の鳴き声が聞こえ、私はゆっくりと目を覚ました。
🌸「………ッ!?///」
うっすらと目を開けた瞬間、私の体がビクッと跳ね上がった。
🌸(えっ………ッ!?///)
目の前に琥珀の顔があった。 琥珀とお泊りをしていたことを忘れていた。
寝返りを打ったのだろうか、ぶつかりそうな程の至近距離で、琥珀がすやすやと寝息を立てていた。
整った顔立ち、長いまつ毛、サラサラな髪の毛、そして可愛らしい寝息で私の心臓の音がうるさかった。
けれど、頭がぼんやりとしていた。激しい戦いの疲労ですごく眠かった。
🌸(やばい…すごく、眠い。もう、このまま……)
激しい睡魔に襲われ、赤くなった顔を隠すように琥珀の胸元に近づいて、二度寝した。
To be continued
羽海汐遠
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来週のコトエさんは〜?
ふぃる汰
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コメント
3件
おお、第12話読んだよ! 今回はお泊まり回で、料理作って一緒に食べて寝るっていう、めっちゃほっこりするエピソードやったな。特に「家で誰かと一緒に料理したり食べたりするの初めてだった」って桜ちゃんの気づき、じんわり来たわ。孤独だった過去が描かれてたからこそ、今の温かさが沁みる。朝起きたら至近距離に琥珀の顔! みたいな展開も可愛くて、思わずにやけた。戦闘だけじゃなくて、こんな日常の緩急があるとキャラの魅力倍増やな!