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ちいさな手の、まほうの道

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ちいさな手の、まほうの道

8 - 第8話 いたずらリスと追いかけっこ

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2025年08月15日

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木の上から、ちっちゃな声がした。
「それ、なあにー?」

「ぴかぴかしてるー!」


見上げると、三匹のリスが枝に並んで、

まんまるの目でわたしと卵を見ていた。

しっぽはふわふわで、でも動きはびゅんっと早い。


「これはお祭りの飾りにする卵だよ。大事なものなの」

そう言ったのに──


「ちょっとだけ見せてー!」

「ちょっとだけ触らせてー!」


リスたちは枝から飛びおりて、

ぴょん!ぴょん!と地面を走ってきた。


「だめー!割れちゃうもん!」

わたしは卵を胸にぎゅっと抱えて、森の小道を走った。


右から一匹、左から二匹。

しっぽが顔にかすって、くすぐったい。

卵をとられないように、かごを抱えるみたいに手をまるくした。


すると一匹のリスが、わたしの肩にひょいっと飛びのった。

「きゃあ!」バランスをくずして、ふらっとよろける。

そのとき、卵が腕からすべりそうになった──


ぱしっ。

すんでのところで抱え直すと、卵がほんのり光った。

その光にびっくりしたのか、リスたちはぴゅーっと木の上に戻っていった。


「ふぅ…」

森の中はしんと静かになって、

わたしの心臓だけがドキドキしていた。

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