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ちいさな手の、まほうの道

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ちいさな手の、まほうの道

9 - 第9話 あつあつ卵ピンチ!

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2025年08月15日

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リスたちから逃げきって、ほっとしたのもつかのま。森を抜けた先の坂道を登ると、日なたの光が強くて、

卵がじんわりと温かくなってきた。


「…あれ? ちょっと熱いかも」


抱えている腕のあたりが、ほんのり汗ばむ。

わたしは木陰に入って休もうとしたけど、

坂道はあと少しだし、このまま行こうと思った。


ところが──

ぽこっ…ぽこぽこ…。


卵の中から、なんだかスープが沸いてるみたいな音がした。

「えっ、えっ!? ゆで卵になっちゃうの!?」

わたしは慌てて両手であおいだり、

胸から少し離して持ってみたりしたけど、全然おさまらない。


坂の上では、お祭りの旗がひらひらしている。

──でも、このままじゃ、卵が…!


そのとき、丘のふもとに小さな泉が見えた。

水は冷たくて透きとおっていて、

昼間なのに星の形の光がゆらゆら浮かんでいた。


「ごめんね、ちょっと冷ましてあげるね」

わたしは卵をそっと水にひたした。

すると、卵の表面の金色がいっそう輝き、

中からきらきらの粉がふわっと舞いあがった。


それは風に乗って空へ昇り、

遠くの青い空にとけていった。


──この卵、ただの飾りじゃないかもしれない。

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