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拓人の律動は狂気を孕むと、膣の中で肉槍が暴れ、優子は朦朧としているようだ。
「あんっ……んあぁっ…………イく……イく……ああぁぁっ…………イッ……ちゃ──」
女は絶頂を迎えたのか、身体をビクビクと震わせた直後、弛緩させた。
「っ……うっ……ああぁっ………イッ……ぐっ──」
彼は、崩れ落ちそうな優子の腰を掴み、破裂音を立たせながら痛烈に律動させると、膣内に埋め込まれた肉塊がブルっと脈を打ち、避妊具越しに白濁が注がれた。
筋肉質の体躯がビクッと跳ねるたびに、女の中に放たれる、穢れた熱。
(すげぇ………どんだけ溜め込んでたんだ……俺……)
彼の吐精は、なおも続き、早く精を出し切りたい拓人は、優子の尻を掴んでゆっくりと腰を振る。
全てを放った彼は、ズルズルと自身を引き抜くと、女が床に倒れ込み、瞳を閉じたまま気を失っていた。
手早く避妊具の処理を済ませると、床に倒れたままの優子を見下ろす。
「ちょっと…………ヤリ過ぎたか?」
拓人は女を抱き上げ、ベッドに寝かせると、クローゼットからバスローブを取り出して羽織る。
深く眠り込んでいる優子を確認した後、彼は寝室を後にした。
***
脱衣所へ向かった拓人は、脱ぎ散らかしたままだったスーツの上着から、スマートフォンを取り出す。
(…………電源を入れたところで、何もなきゃいいが……)
躊躇いがちに電源を入れると、画面いっぱいに通知センターのダイアログが埋まっている。
彼は、それらを無視して指先を画面上に滑らせた後、電話を掛けた。
『…………もしもし』
呼び出し音が数回続いた後、相手が不機嫌な声音で電話に出る。
「久しぶりだな」
『拓人か。急に何だ? 俺、そろそろ寝ようと思ったんだが』
「随分早めのご就寝だな」
『余計なお世話だ』
拓人は、電話の相手と軽い挨拶を済ませ、本題、と言う代わりにフゥッと息をつく。
「いや、お前さ、前に女を買いたいって言ってたよな。俺、いい女を見つけたんだけどさ……」