すごく変な感じだった。
ずっと連絡を取りたいと思っていても取れなくて……
近くに住んでいたのに偶然、会うこともなかった。
高校の時、何度か遠目で見かけたが、いつも遠目で見かける程度で話しかけることもできなかった。
でも奈緒は俺が居なくても楽しそうで、新しい環境にすっかり馴染んでいてすごく遠い存在に感じられた。
しかも奈緒の傍には俺とは違う男が居て、一緒に居たころと変わらない笑顔を向けていた。
やっぱり奈緒にとって俺は仲の良い友人の中の1人。
特別な感情を抱いていたのは俺だけで、奈緒にとってはそれだけの存在なのだと悟った。
だから、あの時、奈緒は笑って答えたのだと。
大学に入る頃には奈緒の姿を見かけることもなくなり、たまに風の噂で聞く程度。
せっかく会えると思って行った同窓会も欠席で、まるで避けられているかと思うくらいだった。
それなのに、まさかこんなにも近くに共通の友*********************
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