テラーノベル
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ヒンヤリとした指先がスルリと肌を撫で、嫌だと思っても感じてしまい
「んっ」
自分で聞いたことがない声が漏れてしまう。
「お姉様、会長に見られて恥ずかしいの?」
耳元で囁かれクスリと笑った。
「違っ」
息が上がってまた身体がまた治まってたのに、再び熱っぽい感覚が戻ってくる。
もしかしてこれがその
【発情】なの?
「はっはっはっはっ……」
呼吸が…出来ない
「会長…っ」
つい助けを求めて視線を送る。
会長も仕方なく言う事を聞いて怒りを我慢してる様子が表情で、手に取るように理解できる。
下手に動いたらオレを締め上げて殺しかねなくて、
我慢して耐えているんだ。
だから頭ではわかってる。
助けを求めてはいけないんだ。
オレ自身が何とかしないと…
ラウはオレの胸元に顔を近づけて、香りを嗅ぐ行動を取る。
「ここから凄くいい香りがする。ほら見てよ」
オレは視線を自分の胸元に向けると、初めて自分にこんな印がある事を知って驚いた。
白い花の模様で、オレでもわかる。
百合
「お姉様は、無知だから特別に教えてあげるね。 この印に【口づけ】したら一生ボクだけを愛せるんだよ」
「何それ…」
「いいよね、将来結婚するんだから、愛し合うって誓おうよ」
「やめろっ…ラウっ!!」
印に近づく途中で、ラウが急にピクリと動かなくなった。
その隙に会長が駆け寄って、ラウに体当たりをし体制を崩した好きに、オレの腕を引っ張って抱き寄せた。
会長が背中を擦ってくれて、オレは次第に心が落ち着いた。
#🩷受け
みむら
674
Nao
36
みむら
1,315
「佐久間と、同じく無知みたいだから教えといてやる。」
「花の香は人を狂わせる。」
「お前は_佐久間@花_の命令に従っただけ
至近距離で嗅いだんだからな。」
会長の顔を覗き込んで見たが今までに、見た事ないくらい悪い顔をしてたのだった。
(どっちが悪人だかわかんねーよ)
「ごめん、ごめんなさい。オレは会長が好きなんだ。ちゃんと伝えたかった。ラウの気持ちが真剣だからさ、オレも真っ直ぐ正直に伝えたかった」
オレは殺されかけたけど、ラウの傍に戻ってしゃがみ込み、倒れたままの頭を撫でた。
「そんな優しくしないでよ」
ラウは、腕で目を隠し泣く姿を隠してた。
張り詰めていた緊張が溶けたからか、再び熱をおびている自分を自覚する。
オレはまたしても…
チラリと会長を見る。
また会長に!?
どーしよ
してもらわないと治まんねーし
恥ずっ
会長との大人行為が思い浮かんでドキドキ鼓動が速くなる。
教会でオレはなんて不謹慎なんだよーぅ
「佐久間っ」
顔を見られたくなくって、出て覆い隠しその場から逃げ出した。
オレを呼ぶ会長を無視して…
コメント
1件
さあさん、第64話「狂わせる香」拝読しました。今回はラウの花の香りに惑わされるシーン、緊張感がすごかったですね…。百合の印に口づけされそうになる場面、ヒヤッとしました。会長の「悪い顔」も新鮮で、どっちが悪人かわかんねーよっていうツッコミでちょっと笑っちゃいました。最後にまた熱がぶり返して会長を意識しちゃう主人公、その戸惑いが可愛くて切ないです。ラウに優しくしたい気持ちと会長への想いの間で揺れる感じ、丁寧に描かれていて惹き込まれました。次が気になります!