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#🩷受け
みむら
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Nao
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みむら
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無我夢中に、まだ熱を帯びた状態で校内を走り回り、しまいには
迷子
はい、オレはバカでした。
「最近のヤン姫様って性格はアレだけど、顔可愛くねぇ?」
「わかる〜男でもイケるよな、最初男同士でさ〜婚約ってさ驚いたけど」
「留学生いいよなぁ、手出しとけば良かったーっ」
「毎日ヤリまくってんのかなぁ」
放課後で少ないとはいえ残っている生徒たちもいて、こっちに向かってくる足音
(オレの事を話題の種にして、聞いてるこっちが恥ずかしくなる会話)
さすがのオレでも、ここで現れたら容赦なく襲われてしまうのではないか想像し、恐怖で身震いした。
しかも発情中…
ど…どうしよう
右側の曲がり角にいるのだが、こっちは鍵が掛かっている準備室があるだけで実質行き止まりだった。
準備室まで進み隅っこで身を縮めた。少し影になっているから、もしかしたら視界に入らないかもしれない。淡い期待だった。
「なぁこっちからさ、いい匂いしてねえ?」
「確かに」
「ハァハァハァ…ヤバイなんか興奮してきた」
「俺も♥️」
爪先が、こちら側見えてオレは心臓が止まりそうな程緊張し、ゴクリと喉を鳴らした。
(こっちを見るな通り過ぎてくれ)
指を組んで神に祈った。
「あら、貴方たちはこちらで何をしているの?」
危機的状態のオレにとってそれは鶴の一声だった。
「いい匂いがして」
「これの匂いじゃないかしら」
「えっ?あーそっそーかも」
「貴方たちに特別にあげるわ、ワタシが丹精込めて育てた薔薇を受け取ったら、この場から去りなさい道を塞がれて邪魔なのよ」
「あっわっ…わかりました」
「宮様の薔薇を頂けるなんてありがたき幸せ💕」
「それっ」
バサッ
空気を切る音がした。
ダダダダッ
走る足音が遠ざかる。
「絶対に受け取りなさいよワタシの_愛@花束_を」
そしてもう一つの足音がした。
「…こんな所で何をしているの?」
さっきの生徒には見つからなかったものの
最も厄介な人物には、見つかってしまった。
「み…宮舘くん」恐る恐る声がする方を見上げると
ギロリした目でオレを見下ろしていた。
「あーその道に迷って」
「貴方…こんな場所で【発情中】なの?汚がわらしい、気分が悪いわこんなのが【同族】なんて」
「あっ!!」
前に式典で宮舘くんの肩に【薔薇の模様】があった事を、思い出した。
もしかしてそれってオレと同じって事!?
「そんな場所に百合の印なんてイヤらしいわ」
「…ごめん…なさい」
チィッ
舌打ちが聞こえると同時に、腕をグイッと持ち上げられた。
「ほらぼさっとしてないで立ちなさい、ここに長居して犯されたいの?だったら放っておくけど」
「ちっ違う」
「ならばワタシに黙ってついて来る事ね」
圧力に屈したオレは、宮舘くんの後に付いて歩き出した。
コメント
1件
わあ、第65話……めちゃくちゃハラハラしました!冒頭の「バカでした」からして、もうヤン姫様の自嘲が切なくて。発情したまま逃げ回って、準備室に隠れて指を組んで祈るシーン、すごくリアルで胸が締め付けられました。そこに現れた宮舘くん。口調は冷たいのに「ワタシに黙ってついて来る事ね」って手を引いてくれる――あのギャップがたまらないですね。「同族」発覚も衝撃的で、続きが気になります!