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職場の最寄り駅、立川から中央線の下り電車に乗り、二つ先の豊田駅に奈美の自宅アパートがある。
築年数は三十年以上だけど、八畳の洋室にトイレとバスは別、狭いキッチン。
家賃は駅から離れているため、そこそこ安い。
仕事が終わったら、シャワーを浴び、夕食を摂った後に自身を慰める。
変わり映えのない、日常生活の一部。
今もパソコンを立ち上げ、下半身パンイチの状態で下着に手を入れ、ぷっくりと膨らんだ陰核を撫でている。
モニターには男優がベッドの上で仰向けになり、女優が男優の顔の上に跨って口淫されているシーンが映し出されていた。
(私もこんな風にされてみたいな……)
奈美の指先の律動が、無意識に速くなる。
しかも、男優さんがカッコいい。
彼女好みのイカつい雰囲気の俺様系。
女優は、喘ぎながら長い髪を振り乱し、腰を卑猥にくねらせている。
その女優さんを脳内で自分と置き換えた瞬間、下腹部の奥がキュンと疼く。
スピーカーからは絶え間なく、喘ぎ声と蜜を啜るジュルジュルという水音が垂れ流され、奈美の身体が興奮で身震いし始めた。
***
「そういえば……」
エロ系SNSに登録していた事を思い出し、プロフィール欄の書き込み、DMがないか、登録後の初チェックをしてみた。
さっそくログインすると、予想通り、プロフ欄には書き込みはゼロ。
「まあ……本番なしだと、こんなものだろうね……」
DM欄を見てみると、メールの小さなアイコンの横には、赤丸で一の数字。
「……え? 本当に……?」
期待と不安が交錯する中、鼓動を弾ませながら、奈美はアイコンをクリックした。
この一通のDMが、彼女の人生の転機になるとも知らずに。