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「素直でいいね。可愛い、可愛い」
頰にチュッチュッと軽くキスをしながら、『彼』の手が辛うじてまだ着てままになっていたパジャマを剥いでいく。全てを脱がされ、下着一枚になった下半身が心許ない。太腿は汗っぽく、せっかくお風呂に入った後だったのに少し気持ち悪かった。
クイッと下着の上から『彼』が私の秘部を擦ると、蜜ですっかり濡れてしまっているせいで水音が小さく鳴る。
「濡れやすい体っていいね、羨ましいな」
下着の上から私の秘裂を指で優しく擦りながら、『彼』が胸に舌を這わせて愛撫してくる。猿轡のせいで嬌声をあげて快楽を逃す事が出来ず、熱が体の中でどんどん膨らんでいく。蜜が奥から滴る様に溢れ、下着が意味をなさなくなっていった。
「シーツにまで垂れてきたよ?イヤラシイ子だね」
カリッと胸の尖りを噛まれて快楽が背中を走る。痛くされたというのに気持ちいいとか、『彼』の言う通り私は淫乱なんだろうか……。 執拗に続けられ、息が荒くなって呼吸が苦しい。トロンと蕩けた目元で彼の太陽みたいに綺麗な髪がサラッと動く様子を見ていると、蜜でじっとりと濡れた指先がクプッと音をたてて秘部へと入ってきた。
「っんんん‼︎」
細い指が一本入っただけなのに、狭隘な蜜壺が全身に享楽を与える。
「あはは!可愛いね。ツンッとした普段の君も可愛いけど、淫猥な姿はもっと素敵だな。早く『僕』にも見せてあげたいよ」
指を増やして『彼』が膣壁を更にいたぶる。享楽に耽る私の姿を楽しそうに見詰め、首や胸などへ口付けをしだした。それにより少しづつ肌の上に赤い花弁の様な跡が増えていく。ロイさん本人では無い存在に占有の跡を付けられていく事に、私は少し複雑な気持ちになっていった。
ゆっくり指を抜き、『彼』が私の目の前に蜜で濡れた指を見せてくる。
「ほら、すごいよね。もうこんなに濡れているんだよ」
蜜が指先にネットリと絡み、室内灯の明かりを受けて淫猥に光る。見たくも無いモノを見せ付けられ、羞恥に顔が真っ赤に染まった。 もうやめてと思いながら目をギュッとつぶると、いつの間にか眦に溜まっていた涙が、スッと頰を伝い落ちた。
「泣く程気持ちいいのかい?」
そう言い、『彼』が涙を舐め取る。
「可愛い可愛い君には、ご褒美をあげないとね」
軽く首を傾げてニコッと『彼』が微笑む。柔らかな微笑みなのに、私にはとても物騒な顔にしか見えなかった。
ベッドサイドの方に手を伸ばし、そこへ置かれていた何かを手に握ると『彼』がソレを私の目の前で揺らし始めた。
「コレなーんだ」
楕円形の小さな物体に輪っかが付いている。その輪っかに指を通し、プラプラと揺らして見せられたが……ソレが何なのかよくわからない。
息を整えながらキョトンとしていると、『彼』がニヤッと笑い「使い方を教えてあげよう」なんて言いながら、ソレを秘部へ、いきなりずるんっと突っ込んできた。蜜で溢れた秘部は難なくその物体を受け入れ、律動で、奥へと勝手に飲み込んでしまう。そんなモノを体内に入れられなどされたくなくて、抜いて欲しくて、叫びに近い意味不明な音が口から出るがもちろん『彼』には意図など伝わらず、止めてなどくれなかった。いや、伝わっているのに無視されたのかもしれない。
「いいね、うん。全部簡単に入っちゃったよ。——素晴らしい!」
満足そうに頷き、手に持つもう一つのマッチ箱サイズの物を『彼』が弄りだす。それと同時に膣内で微かな振動を感じた。
(コレ、まさか『大人の玩具』ってやつ⁈)
ニマーと笑いながら、一段、また一段と振動の強さを切り替えられ、くぐもった嬌声をあげてしまう。
「んんんんっ!」
猿轡の端から次々に涎が落ちてしまい、子供みたいで恥ずかしい。
膣内に入れられた異物が振動し続け、強制的に淫猥な刺激が全身を駆け巡る。そんな状態だというのに『彼』は私の秘部へと顔を近づけ、赤く膨らむ肉芽を、舌に蜜を絡ませながら舐めてきた。
「ふぐっぅぅ!」
声をあげて背を反らせる。私の足先がピンッと伸び、膣内がギューッと異物を締め付けた。軽く達してしまったのだと思う。……残念ながら、多分。
荒れる息を整えようとするが、異物の振動がそのままなので全然整えられない。達した事で一瞬引いた熱はいとも簡単にまた全身を支配して痙攣が止まらなくなった。
膣内から出る輪っかに指を引っ掛け、『彼』が軽く引っ張る。だが、またナカに戻っていき、その度に強い快楽が襲ってきた。
異物を出し入れされながら、肉芽を舐めたり、吸い付いたり。太腿を優しく撫でたりもされてしまい、もう、すぐにでも気を失ってしまいそうだ。強過ぎる快楽で意識が飛びそうなのに、その度に胸の尖りをギュッと摘まれたり、肌に噛み付いたりされてそれすらも許してくれない。
「……気持ちいいかい?欲求不満は発散出来そうかな?」
質問されても猿轡が邪魔で答える事など出来ない。ただずっと劣情に支配されるだけの状態が続き、私は何度も強制的に達してしまった。
(もう無理だ……このまま続けられては、体力が底辺の私ではホントに死んでしまう!)
そう思った時だ——
「まーた君って子は。一人遊びが過ぎると、僕が拗ねてしまうよ?」
聞き知った声がもう一人分聴こえて、虚ろな眼差しを部屋の入口に向ける。するとそこには、久し振りに見る生身のロイさんの姿があった。