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初めてのノベルです。頑張ります。

「最後はあなたの涙」

💚ぷりっつ 💙ちぐさ 🕶上の者

ぷりっつ視点

俺はぷりっつ。アンプ刑務所で働いている看守だ。今、隣にいる最愛の看守はちぐさ。彼と俺は付き合っている。それは、数日前のこと。


💚「ちぐ看守。」

💙「はい!」

💚「好きだ。付き合ってくれ。」

俺はちぐさ看守にそう伝えると目を見開き、その目からは涙を流していた。嫌だったのか?

そういえば、最初に会った時も泣いてたな、そう思いながら返事を待つ。

💙「俺なんかでいいんですか?」

💚「お前がいい。」

💙「よろしくお願いします。」

告白は成功し、今はカップルでもあり、先輩後輩の関係だ。

💚「さて、囚人どもを起こすか。」

💙「はいっ!」

愛おしい。そう思いながらちぐさを見る。見過ぎたのか、ちぐさ看守が少し照れながらこう言う。

💙「み、見過ぎですよ、///」

💚「あ、ごめん///」

ついつい俺まで照れてしまった。そういう会話をしながら看守たちの寝てる牢屋に着いてしまった。まだ見てたかったのに。そう思いながら起こす。

寝起きだからか、ゆっくり起きてきた。それでも、俺は今からビシバシと指導する。

刑務作業の時間中、俺は上の者に呼ばれ、ちぐさ看守を1人置いて看守棟へ戻る

💚「ただいま戻りました」

🕶「お前はちぐさ看守と付き合ってるの

か?」

俺はつい、固まってしまった。この職業では社内恋愛は禁止だ。しかもちぐさ看守のお父様は上の者のもっと上のすごい人だ。もちろん、こんなことを知られてしまったら死刑だろう。

💚「いえ、付き合ってません」

🕶「そうか、じゃあちぐさ看守をめちゃく

ちゃにして吐き出させよう」

その言葉を聞いた瞬間俺は固まった。正気か?そんなことを思っていたらつい、口ずさんでしまった。

💚「やめてください。」

🕶「その反応するということは付き合ってる

な?」

💚「そうです、。」

🕶「社内恋愛禁止ということはわかってる

な?」

💚「はい、。」

🕶「こうなると処罰を考えなければならな

い。」

💚「こんな汚いやり方でいいんですか?」

🕶「そうだな、聞き出すには汚いやり方だっ

たかもしれない。だが、警察官とはそう

う手口を使う。それはお前が1番わかっ

るだろ。」

それを聞いた途端、俺は本当に固まった。そうだ。俺はいつも取り調べをする時、囚人の大切な人を使う。ごめんな。

💚「処罰とはどういうものがあるんです

か?」

🕶「そうだな、ちぐさ看守だから、死刑はあ

るかもな。」

それほどすごい人に手を出したってことか。それは無理では無いな。警察官になったら経営を、回しているちぐさ看守のお父様は王様と言っても過言ではないからな

🕶「明日、もう一度ここへ来い。」

💚「はい、」

何時間経ったのだろうか。もう夕方だ。1人でやらせてしまったから今日は思う存分甘やかそう。

翌日


今日はいつも通り囚人達を起こしたあと、刑務作業へ取り掛かる。そして、俺はまた、向かう。はぁ、なんの処罰が待っているのだろうか。気になって夜しか眠れない。そんなことを思っていたら着いてしまった。

💚「失礼します。」

🕶「来たか、」

上の者は表情が暗い。きっと死刑だ。まだわかってないのに自然と目に涙が溜まる。

🕶「ごめんな、ぷりっつ。守れなかった」


守れなかった?どういうことだ。

🕶「俺はお前らが愛し合ってるならそれでい

いんだ。だが、ちぐさ看守のお父様はお

怒りになり、ぷりっつ看守を死刑にする

と言った。」

やっぱりか、笑顔を作ってるはずなのに、頬伝う透明な水がこぼれる。こんな姿ちぐさ看守には見られたくないな、

🕶「明日行う、それまではちぐさ看守と一緒

にいろ。

💚「はい、」

そう言い、俺はちぐさ看守の元へ戻る。

ちぐさ看守は自分の部屋にいた。泣いていた。聞いたのだろうか。

💚「ちぐさ看守、」

💙「先輩、」

そう言いながら俺を抱きしめる。

💙「ごめんなさい、。」

💚「謝らないでくれ。」

💙「今日だけは優しくしないでいいです、

よ。」

そう言いたがら服を脱ぐ。そして俺は、俺たちは朝まで愛し合った。最後はお互い幸せそうな顔をした。

💙「もうそろそろですね、」

💚「お前は俺の分まで生きろよ」

💙「はい、」

💚「最後は笑ってくれ、」

💙「はい、!」

そう言い、俺たちは処刑台へと向かった。

今から俺は処刑されるだろう。ちぐさ看守のお父様が目の前に居る。そして、レバーを下げるのはちぐさ看守だ。好きな人に殺される人生は嬉しな、そう思いながらちぐさ看守を見る。ちぐさ看守の目には涙が溢れそうだった。

🕶「これより、ぷりっつ看守の処刑を始め

る。最後にちぐさ看守から言葉を送

る。」

💙「あなたなんかと居て幸せではなかった。

永遠にさよなら。」

お父様の前ではこういう芝居をしないといけないらしい。そうだろうな、禁断の恋愛だ。でも、それでもいい。幸せになれ。

いつの間にか俺は吊られていた。だんだん息が出来なくなっていく。最後にちぐさ看守を見た。最初も泣いて、最後も泣く。そんな終わり方か、でもいい。俺たちのストーリーはこれで終わる。幸せになれ。

ちぐさ視点


苦しくなっている顔を見る。いつの間にか泣いていた。こんな顔見て欲しくないのに、なんで、こっちを見るの?俺のせいで死んだのに、そう思ってると先輩は死体となってここへ連れて来られた。

💙「あとは俺にやらせてください」

そう言い、処罰台を後にする。

先輩が冷たかった。さっきまで暖かったのに、。

💙「その温もりはどこに行ったの?先輩今行く

ね。」

先輩の死体に言いかけ俺は拳銃で頭を打った。だんだん息が出来なくなっていく。苦しい中俺は先輩と恋人繋ぎをした。薄れていく声で俺は言う。

💙「あなたと俺は罪人だよ。」

END



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コメント

3

ユーザー

切なかったです。すごく泣きました。

ユーザー

めっちゃ切ない(´・ω・`)でも感動した!

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