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食べながら、話題は今後の活動の事になる。
「これから寒くなるまで、活動の半分位は魚釣りですね。美味しいし楽しいですし。たまに釣れそうにない時があって、その時はハイキングやサイクリング等もしますけれど」
「サイクリングって、自転車を買う予算は無いですけれど」
そんな僕に、川俣先輩がにやり。
「部の自転車があるから心配いらないぞ。ただし、サイクリング車なんていいのじゃないからな。安物の折りたたみ自転車。一応、ギア付きではあるけれどさ」
「全部フロントギアとか替えていますから、そこそこ速いですよ。蒲倉の手前に坂がありますけれど、枝ノ島までのんびり走るのもいいですね」
何か爽やかそうな場面が浮かぶ。
「でも実は私、自転車に乗った事が無いです。前住んでいた街が、坂ばかりのところだったので」
「よし、ならば彩香は来週、自転車の特訓だな」
彩香さんの自転車特訓が決まってしまった。
一方、並んだおかず類は着々と減っていく。
「釣りでこんなに美味しい思いすると、止められなくなりますよね」
「これで仕掛けとエサだけなら、1500円位だからな。6人で割ると250円。まあ、米とか油とか調味料は先生にたかっているけれどさ。あと普段はここまで色々は釣れないな。今回はかなりいい方だと思ってくれ」
確かに、どれもこれも美味しい。
しめ鯖って小さくても、こんなに美味しいのかとか。
からっと揚がった小鯖は、骨まで食べられて美味しいとか。
当然、スズキの白身の刺身は最高。
貝類もちょっと大人の味という感じで美味しいし。
南蛮漬けにちまっと入っているノビルの玉も、ちょい辛くていい感じ。
そんな感じで、どれもこれも美味しく食べて。
煮物の汁すら、御飯にかけて食べたりする始末だ。
「御馳走様でした」
そう言った時には、煮魚の骨以外、何も残っていない状態だった。
運んだり洗ったりして片付け終了。
例の10畳間に、自分のマットと寝袋、枕をかかえて集合する。
「まだ寝るのには早いので、少しゲームをしましょうか」
トランプ、UNOといった定番から、この前やったハゲタカの餌食、ペンギンパーティという見た事無い奴等、色々なカードゲームが出てくる。
「先生、ひょっとしてカードゲームマニアだったりするのですか」
「仲間内で集まると、よくこういうゲームをやっているんです。大学時代の友人で、この手のゲームが好きな人がいて、色々開拓して教えてくれるんですよ。それで、面白かったのはついつい買ってしまうので」