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そして例によって例の如く、眠れない夜がやってくる。
テントよりはましだと、最初は思っていた。
でも普通の部屋と、より布団に近い寝具。
常夜灯で全員の顔が見える環境。
これはこれで、やっぱりいけない。
いっそ考え方を変えてみようか。
ここは俺のハーレムだ、ははははは。
途中で虚しくなったので、やめた。
しかも変な気分になってしまう。
しょうがない。
取り敢えずリセットだ。
寝袋のジッパーをゆっくり開いて出て。
ゆっくり立ち上がって歩いて、扉を開き部屋の外へ。
一応トイレに行って、部屋に戻ろうかと考えたが、逆に目が冴えてきた。
どうしようかなと少し考えた後、何となく見えたサンダルを履いて、玄関の鍵を開けて外へ。
今日は月が無い。
でも何となく辺りは見える。
左に止まっている先生の車も、砂利敷きの庭部分も。
ちょっと歩いて南側へ。
庭の8割が砂と玉砂利のスペースで、残りが微妙な芝生。
芝生というか、若干手入れしている雑草地帯というか。
ノビルとかアカザとかが生えているので、先生的には家庭菜園なのかもしれない。
世話している様子は見えないけれど。
なんとなく、ぼーっとそんな風景を見ていると。
ふっと何かが、視界の外に見えた気がした。
思わず振り向いて。そして固まる。
火の玉だ。
この前見たのと同じ。
いや、本当に同じなのか。
これも害が無いと、言っていいのか。
そう言えば前に先生に貰った封筒が、ポケットにあったのを思い出した。
僕はポケットに手を入れて……