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大崎さん、可愛い娘さんの為にも、アカンところを改めて復縁できますように🍀☺️💪
大崎さ〜ん元サヤ路線で頑張った方がいい気はするよ🤭 ほんとに嫌いなら近くには住まないだろうし。 ちなみに葉月ちゃん狙いだったの?😅二兎追うものは‥って感じもする😂
あ〜ん何気に推してる🚬大崎さん振られちゃったよぉ😅 やっぱり葉月さんに気があった???でもお食事行ったら楽しそう〜!独身同士で同僚、子供とか仕事の話しで盛り上がりそうだけど… まっ、菜月さんの方が一枚上手で、サシでは…🙅♀️なんだろうな。 そそ、大崎さんがほんと〜に来月から禁煙🚭できるのか…乞うご期待😆 願掛けで🚬止めそう!!!
月曜日、葉月は出勤後、午前中の仕事を終えて昼休憩に入った。
休憩室で弁当を食べていると、自動販売機でコーヒーを買う大崎が目に入った。
「大崎さん!」
声をかけると、大崎は振り返り、葉月のテーブルへ来て座った。
「お疲れー」
「今戻りですか?」
「そう、午前中は藤沢二件! あー、まだ五月なのに暑いなぁ、ちくしょう!」
大崎はポケットからハンカチを取り出して、顔を拭った。
最近は晴れると夏日のような暑さが続いている。
「ところで、先日話していた人のことなんだけど」
「ん? 誰のこと?」
「ほら、フリーランスのカメラマン!」
「ああ! あの超イケメンのカメラマンのお兄ちゃんか」
「そう。実は先週の金曜日、偶然会っちゃった」
「会ったって、どこで?」
「金曜の夜、イタリアンのお店で隣の席になったの」
大崎はかなり驚いた様子で、缶コーヒーをグイッと飲んだ。
「え? でも芹沢ちゃんって彼の顔を知ってたっけ?」
「もちろん知らないわ。でもお隣の会話が耳に入って、隣の席の人がカメラマンだってわかってね。でもまだその時は気付かなかったんだけど、翌日、息子が見ていた鉄道写真の番組に彼が映っていて、そこでアッ! と気付いたってわけ」
「そっかー、それはすごい偶然だなぁ。アレ? 芹沢ちゃんちの息子ちゃんって鉄道ファンだったっけ?」
「そうなのー! 特に最近鉄道写真にハマってて」
「あー、そういや前に写真部に入ったとか言ってたよなー?」
「うん。隣にその人がいたって言ったら、『サイン欲しかった』って嘆いてたわ。フフッ」
「そりゃそうだろうなぁ。あの人、見た目がいいから鉄道ファン以外にも人気があるんだよ。たまにバラエティ番組なんかにも出てるのを見たことがあるし」
「そうなの? それは知らなかったわー」
そこで、大崎が少し考え込みながら言った。
「ところで、イタリアンには息子ちゃんと一緒に行かなかったの?」
「ああ、合コンだったので息子はお留守番よ」
葉月はついうっかり正直に答えてしまう。
「なんだよぉー、芹沢ちゃん、合コンとか行くんだ?」
「た、たまたまね。人数合わせみたいなもんよ」
「ふーん、で、いい人いた?」
「うーん、合コンって言ってもそういう雰囲気じゃなくて、あくまでも普通の飲み会みたいな? だから何もないですよ」
「本当に? でも、前は夜に一人で出掛けることなんてほとんどないって言ってなかったっけ?」
「アハハ、今回はたまたまですってばぁ」
葉月が焦り気味に言うと、突然大崎が真剣な顔で言った。
「じゃあさ、今度俺とも食事に行かない?」
突然の誘いに葉月は驚いた。
「なっ、何言ってんですか! 大崎さんらしくない……」
「いや、俺は真面目に言ってるんだけど? 俺達はバツイチ同士で話しも合うし、絶対楽しいと思うんだけどなぁ」
「確かにバツイチ同士共通点は多いですけど、それとこれは別ですよぉ」
葉月は必死に笑ってごまかす。
「ちぇっ、真面目に誘ったのによぉ」
「はいはい、お気持ちだけ有難くいただいておきます。それより、もうすぐ娘さんの運動会なんでしょう? 見に行けそう?」
「うーん、まだわかんない。行きたいって元嫁にメッセージは送ったけど、まだ返事が来ないんだよなー」
「そっか……。別れてから二年……奥さんの気持ちの整理がまだついていないのかなぁ?」
「どうかなぁ? 俺は女心ってものがよくわかんないから、それでヘマして向こうから離婚を切り出されちゃったからなぁ。だから強引に会いにいく訳にもいかないんだよね」
「パパは娘さんのことをこんなに大切に思ってるのにね。父親としての大崎さんは、私から見たら羨ましいくらいの合格点なのになぁ。それに浮気やパワハラをしたわけでもないのに、奥様は何が不満だったのかなぁ?」
「俺は歯の浮いたセリフなんて言えねーし、嫁にプレゼントを買っても、好みとは正反対の物を贈っちゃうタイプだからなぁ。そういうところに愛想をつかされたのかなって思ってる」
「そんなのどこの夫婦でもあることよ。他にも何かあるんじゃないの?」
「まあ他に思い当たることといえば、結婚している時にもっときちんと話を聞いてやればよかったかなとは思うよ。アイツは俺ともっといろんな話がしたかったんじゃないのかなって……今更だけどそう思うよ」
「もしそうなら、まだやり直せるんじゃない?」
「そうかな?」
「うん、なんかそんな気がする。奥さんに好きな人ができたり、大崎さんが浮気したって訳じゃないんだもん。住まいもスープが冷めない距離なんでしょう? だったら焦らずじっくり、もう一度奥さんの気持ちを取り戻す努力をしてみたら?」
「なんか芹沢ちゃんに励まされたら、ちょっとやる気が出てきたよ」
「バツイチ女の勘は当たるのよ~、頑張って!」
「まあそうだな……。なんかあったら相談に乗ってくれる?」
「もちろん! 女心は任せなさい」
「よっしゃ! じゃあ頑張ってみるかな? じゃ、俺、タバコ吸ってくるわ」
「それですよ、それ! 奥さんはタバコをやめてってずっと言ってたんでしょう? 本当に家族を取り戻したいなら、まずは禁煙よ、禁煙!」
「チェッ! わかりましたー、来月からがんばりまーす」
「来月からって言ってる時点でダメじゃん」
「本当に来月から禁煙するからー」
大崎はニコニコ笑いながら休憩室を出て行った。
(あー、びっくりしたぁ、いきなり誘ってくるんだもん。大崎さんがいい人なのはわかってるけど、彼の本心は、きっと奥さんとお嬢さんとやり直したいんだよね。ああ、なんとか元の鞘に収まるといいんだけど……)
葉月はホッとため息をつくと、先程買った缶コーヒーをプシュッと開けた。