春乃宮千夏はタートルネックのワイシャツを身につけた後、風鈴高校の制服を羽織り、鏡を見て満足げな表情を浮かべた。その後鏡で全身を確認し髪を一つにまとめポニーテールにし、和室にある父と母の仏壇に手を合わせ家を出た。千夏「……無駄にでかい家。」
自分の家を見上げ、そう言ったあと、学校へ向かう為東風商店街に足を踏み入れた。
この街の入り口にはこんな看板がある
これより先
・人を傷つける者
・物を壊す者
・悪意を持ち込む者
何人も例外なくボウフウリンが粛清する
という看板だ。
商店街に足を踏み入れた千夏は商店街を観察しながら歩いていた。
遠くに髪の毛が半分黒で半分白の男子と黄色とクリーム色が混ざったような男子生徒達を見つけた。
千夏「あの子達も風鈴の子……かな?おしゃれな子もおるなー。楽しくなりそう。っと、方言が出てた。気をつけないと。」
そんなことを言いながら少し間を空けて二人の後ろを歩いていた。
それからしばらくして風鈴高校に着いた千夏は風鈴高校の玄関にあるクラス分け表を見ていた。
千夏「え〜と、ボクは1組かぁ。知ってる人は〜、まぁもちろんいませんっと。まぁ、そのためにわざわざこっちに来たからね。」
そう言った後、玄関で靴を履き替え、一年1組のクラスへ向かうのだった。
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