コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
[secret story:8]
「…あれ、寝てた?」
いつの間にか寝ていたようだ。
よく見ると、目の前には読みかけの本が。
たくさんのページが捲られている。
残り数ページのようだ。
寝る前、だいぶ読んだんだな。
まだ寝ぼけた頭で、文章を読んだ。
すると、扉の開く音がして、
「またかぁ、やっと起きた。寝坊助さん。」
僕の幼馴染が立っていた。
そうだ、遊ぶ約束、してたんだ。
「(また…?)ごめん、今いく。」
椅子から立ち上がろうとして、止まった。
何故か、この光景に見覚えがあった。
よくわからない、不思議な感覚。
デジャヴ?みたい感じ。
まぁ、寝ぼけてるんだな。
僕は頭の中で、自己解決した。
「彼処で何してたんんだ?」
「本読んでたんだよ。最後がよくわかんなかったけど。」
「?…どゆこと?」
「掠れて読めなかったんだよ。」
「ふーん…」
「質問したのお前だろ。」
「いやいや…ほら、早く遊びいこーぜ!」
「あ、ちょっと待てよ。」
第7章: 輪廻
逆さま、逆さま、全てを嘘に
「傍観者の日記」
著者:不明
“Q.彼の往く先は?
A.蜈ィ縺ヲ縺後≠繧倶ク也阜”
END