朝比奈父 「宵崎さん。済みません…任せきりにしてしまって…本来ならもっと早くに、父親である私が、2人の様子に気がついておくべきでしたのに…。…それでその、まふゆと,紫音の様子はどうですか?」
奏 「2人とも今は落ち着いて私の家で各々作業できてるので良いとは思います。」
朝比奈父 「そうですか…良かった…少しまふゆ達の様子を見て帰っても良いですか?」
奏 「はい。」
まふゆ 「…お父さん。」
朝比奈父 「まふゆ。紫音…久しぶりね…御免ね…父さん、2人の苦しみに気がついてあげられなくて…」
まふゆ 「ううん,私も…心配かけてごめんなさい。」
朝比奈父 「それは気にしなくて良いんだ…それより…「あの日」に,お母さんと何があったのか教えてくれないか…?」
まふゆ 「…っ…!あの日…あの…。…っ…ごめん…なさい…。今は…言えない…っ…。」
奏 「まふゆ?!大丈夫?」
紫音 「お姉ちゃん!?」
朝比奈父 「まふゆ…ごめんな。嫌なこと無理して聞いて…宵崎さん。今日はもう帰ります。引き続きまふゆと、紫音を宜しくお願いします。生活費の方はあとでお渡しします。」
奏 「はい。分かりました。」
朝比奈父 「じゃあ、まふゆ。紫音。父さんまた来るね。」
まふゆ 「うん…また来週…」
紫音 「ありがと。お父さん。」
奏 「はい。ハーブティー。リラックス効果?が有るんだって。紫音も飲んでいいよ。 」
まふゆ 「…ありがとう…奏。」
紫音 「有難うございます。」
奏 「あの日のこと、まだお父さんには話せそうに無い…?」
まふゆ 「…うん…」
奏 「そっか。ゆっくりで良いと思うよ。また来週も来てくれるって言ってたから。話したいときに話したら良いと思う。」
まふゆ 「ありがとう…。」
奏 「じゃあ、今日は取り敢えず休んでて。私と紫音は作業に入ってるから。瑞希達には私から話す。」
まふゆ 「ありがとう…」
まふゆ(お父さん…折角来てくれたのに…。話さないと…話さないといけない…のに…怖くて話せない…。取り敢えず少しだけ…横になろう…)
まふゆ 「私…!本当は医者になんかなりたく無いの…!」
朝比奈母 「…そう。どうしてかしら…どうして、「そんな子」になってしまったのかしら。残念だわ。」
朝比奈父 「…嗚呼。そうだな。残念。だ。まふゆには「期待していた」のにな。」
まふゆ 「…っ…夢…?…っ…」
?? 「まふゆ。」
まふゆ 「え…………。」
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