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~ワイバーンの巣~
三日後に獣人の国クロヴィスに行くことになったオレたちであったが、オレたちはもっとレベルアップするためにワイバーンの巣を訪れていた。
「うりゃあああ!」
フラムさんがワイバーンの首を斬りおとす。
「赤魔法:炎の弓矢(ファイヤーアロー)!」
マリーは炎の弓を引き絞り、ワイバーンに向けて放つ。
その炎の弓矢は、ワイバーンの胴体を掠る。
「マリーもっと相手の動きを予測するんだ!」
「はい!ススムさん!」
「青魔法:アクアスラッシュ!」
マリーの手から放たれた無数の鋭い水の刃がワイバーンを襲う。
先ほどの炎の矢よりも早く精密な水の刃はワイバーンたちを切り刻む。
「やっぱり私は水を使った魔法の方がうまく使えるみたい」
ここ数日このワイバーンの巣を全滅させるんじゃないかってくらいオレたちは乱獲を行っている。
元々受けたクエストはリーヨン周辺の村でワイバーンの心臓を調合の素材に使いたいから2つ取ってきてくれと言ったクエストだったのだが、クエストを行っている最中にワイバーンの巣を発見してしまい、これ幸いとオレたちは乱獲を開始したのであった。ワイバーンはそこまで強くない割にレベルは35を超えて、しかも大量に繁殖していた。だいぶ経験値的には美味しい。極めつけは素材がかなり有能と言うことらしいフラムさん曰く。
「それは狩るしかないな」
このオレの一言でオレとマリーとフラムさんはワイバーンを狩りまくることにした。
「マリー今何匹だ!」
「158匹です!」
「よし今日はこれくらいにしようか!」
「いや明日にはクロヴィスに向かう予定ですよ!」
「おっともうそんな経つのか」
「じゃあ今日はもう休んで明日リーヨンに急いで戻ろう!」
時を忘れるくらい狩っていたオレたち、一体どれくらい強くなったのか楽しみである。実はまだ鑑定を自身には使用していなかったため、3人のステータスを確認することにした。
名前:天童 進
種族:人間
性別:男
Lv.57
クラス:アルケミスト
残SP: 2210SP
◆パラメータ◆
体力:381
筋力:354
魔力:549
物理抵抗力:401
魔力抵抗力:521
精神力:485
器用さ:450
素早さ:491
◆装備◆
武器:神聖剣(セイクリッドブレード)(+200)
防具:銅の胸当て(+25)
◆アクティブスキル◆
《格闘術Lv.9》《白魔法Lv.8》《鑑定Lv.8》《収納Lv.8》《高速演算Lv.8》《魔力制御Lv.8》《剣技Lv.8》《料理Lv.7》《挑発Lv.7》《気配察知Lv.7》《鷹の目Lv.7》《黄土魔法Lv.7》《身体強化Lv.7》《魔力強化Lv.7》《赤魔法Lv.5》《調合Lv.5》《付与魔法Lv.3》《錬金術Lv.3》《短剣Lv.3》
◆パッシブスキル◆
《異世界語翻訳》《自動体力回復Lv.5》《全属性耐性Lv.4》《全状態異常耐性Lv.4》
◆ユニークスキル◆
《超ラーニング》
◆称号◆
異世界の天才児
名前:マリー
種族:人間
性別:女
Lv.55
クラス:ウィッチ
残SP: 4585SP
◆パラメータ◆
体力:296
筋力:322
魔力:492
物理抵抗力:346
魔力抵抗力:475
精神力:431
器用さ:454
素早さ:447
◆装備◆
武器:魔導士の杖(+30)
防具:魔導士のローブ(+30)
◆アクティブスキル◆
《青魔法Lv.7》《赤魔法Lv.7》《緑魔法Lv.7》《魔力制御Lv.7》《多重詠唱Lv.5》《高速詠唱Lv.5》《消費魔力節約Lv.4》
◆パッシブスキル◆
《苦痛耐性Lv.5》《恐怖耐性Lv.5》《自動魔力回復Lv.4》《魔力耐性Lv.3》
◆称号◆
旅立つ覚悟を決めた村娘
名前:フラム
種族:人間
性別:男
Lv.58
クラス:ソードマスター
残SP: 4310SP
◆パラメータ◆
体力:545
筋力:476
魔力:354
物理抵抗力:501
魔力抵抗力:398
精神力:346
器用さ:317
素早さ:380
◆装備◆
武器:爆剣-クレイモア(+95)
防具:ブレイズメイル(+75)
◆アクティブスキル◆
《赤魔法Lv.8》《黄魔法Lv.8》《剣技Lv.8》《全体攻撃Lv.8》《根性Lv.7》《魔力制御Lv.7》《視覚強化Lv.5》《気配察知Lv.5》《洞察眼Lv.3》
◆パッシブスキル◆
《熱耐性Lv.8》《恐怖耐性Lv.8》《苦痛耐性Lv.8》《毒耐性Lv.7》《暗闇耐性Lv.7》《混乱耐性Lv.5》《麻痺耐性Lv.3》
◆称号◆
灼熱剣士
この3日間で3人ともレベル55を超えた。3人ともスキルの大幅にレベルも上がったし、新しく獲得したスキルも多い。
3日間で倒したワイバーンの数は158体で、超ラーニングのおかげで得られた経験値とSPは実質1580体分にも及ぶ。
さらに、経験値とSPをパーティで分割するなんてこともないため、実質それ以上の獲得になる。
「ワイバーンたちはまだいるみたいだけどリーヨンに戻るのか?」
「これ以上は絶滅してしまう危険もあります」
「絶滅は生態系にどんな影響を及ぼすかわかりませんので、それは避けましょう」
「リーヨンに帰ったら、クラスをチェンジしてみるのもいいかもしれません」
「マリーなんてずっとウィッチのクラスで、獲得できるスキルもそろそろ尽きてきたでしょ?」
「そうですねススムさん!」
「リーヨンに戻ったらクラスを変えてみます」
マリーは笑顔で返事をしてきた。
こうしてオレたち3人は一晩キャンプをしてからリーヨンへと戻った。