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みどりいろ
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嘔吐表現アリ
別人格、キャラ崩壊注意⚠️
⚠時系列ばらばら⚠
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「ケホッ、」
(また花……
最近は咳の回数も、吐く花の量も増えた。
喉は痛み、空腹が続き、倦怠感と目眩でくらくらする。
pkさんに聞いたところやはり時間経過で酷くなりつつあるらしい。
「…ゲホッ、」
俺はそもそも死にたいのだろうか。
なんで先輩を好きになったのだろうか。
そもそも先輩の事が好きなのか…、
分からない。
目の前に人影の様なものが見えた。
顔はぼやけ、身長はやや小さめ。
誰だろう。
ふと少年が話しかけて来た。
《ねぇ。
《君は本当に先輩が好きなの?
《依存しているだけではないの?
(違う
(先輩は本当に大好きで、依存なんかの薄っぺらな感情なんかじゃない。
心の底から、敬愛している。
《じゃあ先輩をどうやって好きになって、どんなところを好きになったの?
(だって先輩は明るくて、優しくて、それで…いつも、俺をみてくれるから………
《それは単なる君の幼い頃から抑制されてしまった承認欲求だよ。
(違う!そんなわけない!
(俺は本当に先輩が……!
《そうじゃないなら何になるの?
《いつもみてくれる先輩に
《依存しているだけだよ。
《だから、ね?
《こんな毒は取り除いて逃げようよ。
《先輩に対する想いも、恋心じゃないって気付けば病だって治るんだよ?
《ねェ?
「《一緒?¿逃げよゥよ」
《「常に俺は俺をみてるか¿<さ?」
徐々に顔がはっきりとしてくる。
「お前…は誰だ…」
目の前に映るのは、俺。
「俺はねぇ…君。」
「君の気持ちの権化」
「君が求めた、君を救うための存在。」
「そんなの…望んでない…!」
「消えろ…!!!」
「…いいの?そんな事言っちゃって。」
「君は気付いてないの?」
「君はもう、既に崩壊しているんだ。」
「だから、こんな所から俺と一緒に出ようよ!」
「帰ろ。らっだぁ?」
「嫌だ…!」
「ゔぇ゛、ぅ゛ぐ、」
(ビシャ
「あらら、可哀想に。」
「苦しいでしょ?」
「ねぇ、らっだぁ。」
「俺と逃げればこんな苦しい想いなんて二度としなくて済むんだよ!?」
「どうしてお前は拒む!?」
「お前はやっぱり俺じゃない。」
「お前は誰だ。」
「俺は……」
「おれは……………」
「、………ぐす、」
微かに聞こえた子供の泣き声。
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「お母さん!みてみて!」
「おれね、絵のコンクールで金賞とったの!」
〔…あら、そう。〕
〔ところで宿題は終わったの?〕
「ま、まだだけど……」
〔終わってから話しかけて頂戴。〕
〔絵のコンクールなんてどうでもいいわ。〕
〔但し成績が落ちた場合、貴方はこの家の人間じゃないわ。〕
「…はい…………」
自室に戻って絵を眺めた。
海と鯨の青を基調とした絵。
青井家の青からとってモチーフを考え、時間内に必死に終わらせたものだった。
〔どうでもいい。〕
冷たい目でそう言われた。
当時はまだ小学生で、捨てられるのが怖かった。
兎に角両親の言う事に必死に従った。
怖くて、痛くて、寒くて、苦しかった。
中学に入り勉強はどんどん難しくなっていき、受験も近くプレッシャーが酷かった。
【高校の勉強次第で将来は決まる。】
何度も言われたこの言葉。
3年生になってからはずっと胃が痛んで、吐きそうだった。
高校も県内一の所へ問答無用で選ばされた。
テストは常に100点、授業態度も問題なし。
先生からの期待の声も相まって、俺はその日に吐いた。
気持ち悪い、気持ち悪い…!
風呂に入って身体を擦った。
こんな身体が忌々しい。
汚らしい。汚らわしい!
カッターで自分の身体を切った。
足も。腕も。手首も、足首も。
見えない範囲で。
そうじゃないとカッターも没収されちゃう。
兎に角こんな血を抜きたくて、深く、刃を入れた。
ベッドシーツは血まみれだ。
痛い、心地良い?あと少し、もっと。
どんどん抜ける血が綺麗?穢れ?
自分の血で赤黒く染まった手を見て笑った。
(あぁ、何だか気分が楽だなぁ。
この瞬間だけは、家のことなんて考えずに過ごす事が出来た気がした。
その日は雨が降っていた。
血でどろどろのまま大雨の中をふらふらと歩いた。
溶け出した血が道路に滴る。
『ッねえ!君、!』
声がした。
「…?」
『ッ、怪我?大丈夫?』
『ていうかこんな雨の中なにしてるのッ?』
「…貴方に言う必要ってありますか。」
『ッだとしてもだよ!』
『ばか!』
『ちょっと来て!』
「ぃ゛、」
切ったばかりの腕が握られて痛む。
『あ、ごめん』
『こっちか』
手を繋がれた。
久々に人の温もりを感じた。
なんだかとても気分が温かい。
「離せば良かったのに、なんで繋ぎなおしたんですか。」
繋いだ手を振りほどかなかった。
『…君がどっかいってしまいそうだったから。』
「そんなの個人の自由じゃないですか。」
『…君が、…死んじゃいそうだったから』
「……、なんで…」
『?』
「なんで初対面の俺を、こんなに心配できるんですか?」
声は無意識に震えていた。
繋がれた手は暖かい。
『…惹かれ合い、ってやつ?』
『どうしても、放っておけなかった、だけで声掛けちゃいけない、かな…?』
「、…そう、ですか………」
ふと、目頭が熱くなった。
人の温もりにありがたさを感じた。
血が抜けて、冷え切った身体に熱を感じた。
頬を伝うのは雨だろうか。
コメント
4件
初コメ失礼しますm(_ _)m 助けてくれたのが先輩だったのだろうか…? 最後の頬を伝うのは雨だろうかって表現がすごく好きです! 続きを楽しみに待ってます
いや、重かった…でも引き込まれました。自分の中のもう一人の自分との対話、あれ苦しかったですね。「依存してるだけだよ」って言われて必死に否定する姿が切なくて。でも最後、雨の中で先輩が手を繋いでくれたシーン、「死んじゃいそうだったから」ってあの台詞に全部持っていかれました。血まみれで冷え切った身体に初めて触れた人の温もり…タイトル回収の美しさに震えました。