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そんな訳で、僕の風呂の番になる。
まず洗面所で、既に香る。
これは女の子の匂いじゃない。シャンプーとかの人工香料だ!
そう強く心を持って、服を脱ぐ。
脱いだ服を入れようと脱衣カゴを見ると、中に思い切りブラとパンツが見えた。
おいおいおい。
竹川さんも、それなりに疲れていたのだろう。
僕が次に入る事をまるで考えていない様子だ。
思わずじっと見そうになって、慌てて目を背ける。
ここで手に取って調べたりしたらアウトだ。
ふと考える。
観察するのと、匂いを嗅ぐのと、頭に被るの。
どこからが変態なのだろう。
そして気づく。どれも変態だと。
脱いだ服を、そのまま竹川さんの下着の上に置いていいか。
そんな事も、ちょっと考える。
下着の上に、僕の下着を置くのは何かまずい気がした。
かと言って……。
ちょっと考えて、脱いだズボンを置き、その上に僕の下着を置いて、上にポロシャツを被せた。
これでいいだろう。
意識しすぎと言うこと無かれ。
したくなくても、意識してしまうのだ。
風呂に入ると、もう香り全開。
このボディブラシを、竹川さんや先輩も使ったのかな。
そう思うと、もういけない。
風呂の湯も、そのままだろうし。
ああ、意識しない意識しない。
深呼吸する。香りのせいで逆効果だった。
うん。諦めよう。
僕はシャワーで、とりあえず身体を流し、そして頭から全身を洗い始める。
◇◇◇
あれだけ疲れ切っていた栗原さんも、ゆっくり風呂に入った後は、だいぶ復活した様子だ。
今は表情に少し余裕がある。
やっぱり横に伸びているけれど。
ちなみに栗原さんの格好は、学校純正運動用半袖Tシャツと短パン。
いわゆる夏用体操服そのままだ。
竹川さんは青色Tシャツに、だぶだぶの感じの薄地の長ズボン。
先輩は黄色いTシャツと短パンだ。
なお僕は、Tシャツと学校指定じゃないジャージ下。
女性陣がドライヤーで髪を乾かしていたせいもあるだろう。
何か部屋中が、女の子っぽい香りがするような気がする。
うーん。何気にきつい。
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