僕らの台本の1ページ

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🐤side

初兎ちゃんと無事に付き合えて、数日がたった今日この頃。

ここ2週間くらいテンションぶち上がってたのも束の間…

🐤「ぐぬぬ…」

💎「りうら、、」

俺は昼休み中、中庭を睨むことに追われていた。

ここだけ聞くと、本当に意味わかんない不審者だと思う。

これにはちゃんと、訳がある。

🐤「なんで…なんで初兎ちゃん…あんなモテてんの…！？」

そう、俺の彼女…

有栖初兎が、とてつもなくモテている。

俺とか部員の前以外では元々あまり話しかけるタイプではないみたいだが、最近「かっこよくなった」と1部で有名らしい。

まだ1部だけっていうのが救い。

🐤「いや確かにね…日に日に可愛さ増してるけど…」

💎「それ、りうらが関わってるって…」

ここ2週間で合計3人…今ので4人目だ。

俺がそれを把握してるのは、盗聴とかじゃないよ。

ちゃんと初兎ちゃんが逐一報告してくれる。

皆に「俺の」って公言出来ればいいものの。

この世の中だから、男同士を否定してくる人もいるかもしれない。

そうなった場合、初兎ちゃんにもし何かあったら…なんて考えたら。

初兎ちゃんが危険な目にあうぐらいなら、言わない方がいいのだろうか…

なんて、頭が痛くなるぐらい考えていたお昼休みの最中、

ｶﾞﾗｯ、と教室の後ろのドアが開き、

🐇「りうちゃん、いる、？」

と、ひょこっと顔をのぞかせる先輩。

なんか今日も一段と可愛くなってませんか。

🐤「いるよ〜！」

といいつつ、座席を立つ。

🐇「ごめんいむくん。りうちゃん借りても…ええ？」

💎「いいよー！ごゆっくり〜」

といって、さらっと送り出してくれる。

聞くところによると、俺が居ない日は高３組の3人とご飯を食べているらしい。

なんだかんだ、ほとけっちもお兄ちゃんのこと好きなんだな〜w

あとでいじってやろ。

一定のリズムで歩き、空き教室へと向かう。

人も来なくて、校庭の木の木漏れ日が若干入るベストスポット。

ここでよく、先輩とお喋りする。

そんな教室につき、ドアを閉めた。

かなり最初の話に戻るが、初兎ちゃんは告白された直後。

でもその嫉妬も必ずこの時間で薄れていく。

なんでかって？

🐇「…りうちゃん、ぎゅーしていい？」

🐤「ん！おいで初兎ちゃんっ」

🐇「んー…りうちゃんだぁ、、」

このかわいい初兎ちゃんを独り占め出来るからだ…♡

最近の告白も、1人振る度、毎度初兎ちゃんは涙声でこうなる。

優しいんだ、本当に。

🐤「がんばったね」

と言ってぎゅーしながら頭を撫でてやると、

🐇「うんっ…苦しかった…」

と、表情を見せずに言う。

あまりにも辛そうでつい、

🐤「俺のって公言したいよもう…」

と、声を漏らしてしまった。

🐇「…いいよ？しても…」

と、下から見上げるように言われる。

🐤「ん…でも、初兎ちゃんが他の人になんか言われたらって考えたら…はぁ…」

🐇「大丈夫やって…！多分」

🐤「まぁなんかあっても守るけどさ」

🐇「…///」

なんか無いのが1番いいんだけどね。

🐇「あ、そういえば！りうちゃんとこ、HRやった？？」

🐤「このあとある！なんで？」

🐇「体育祭の話あるやろうし、競技決まったら教えてやぁ〜」

🐤「体育祭か…！」

体育祭は中学の時にあんまり楽しむってことをしなかったから、今年は楽しめるといいな

🐤「わかった！初兎ちゃんも決まったら教えてね？」

🐇「うんっ！

りうちゃんぱわーもらったから午後も頑張れそうや！」

🐤「俺も〜！…って、そろそろ授業始まる…

戻ろっk」

と言いかけた時、

🐇「まって、りうちゃん！」

🐤「！///」

と言ってバックハグをされた。

🐇「もーちょっと、充電…」

下唇をぐっと噛み、初兎ちゃんを引き剥がす。

🐇「ｯ…？💦」

ちょっと不安そうな顔をする初兎ちゃんを遮るかのように、

🐤「ずるい、俺も初兎ちゃんのこと抱きしめたいんだけど…」

と言うと、

🐇「ご、ごめんっ…///」

なんて照れながら彼は言う。

🐤「ぎゅ！んん… よっし！！頑張れる！！」

🐇「ふふ、ぎゅー！…離れたくないなぁ…」

🐤「今日は部活もあるから会えるし！がんばろ？」

🐇「…がんばる…」

あんなこと言われたら、離したく無くなるのが普通だが、俺たちは偉いので。

ちゃんと授業に向かうことにした。

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ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ2,000字超えちゃった…߹ ߹

何がとは言わないけどあと6人…🥲✨

記念何か作るかなぁ…なやみ。

あ、Xの方では次の日の投稿分のキーワードをあげてるので、良かったらぜひ〜🫶