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──第2章──
──人はその人生において無数の選択をする。その人生による選択というものは分かれるレールのようだと例えることができるだろう。
そう、それは決して1本道では無く、分岐点があるのだ。だが、その分岐はいつ迫ってくるのか分からないことのほうが多い。そして、分からない分岐ほど大事であることの方が多いようだ。──
私は今、窮地に立たされていた。私が軽いと思っていた分岐は戻ることのできない行き止まりの路だったようだ。
「や、やめっ……ウッ」
もうもとのレールに戻ることは……できないんだろう。