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ハワッ…ハワワッ……🪦🪦🪦🪦
滑り込みで間に合わせたくって雑になっちゃった……(((
パレン『……んぇ、ここどこ?』
ぱちり、と目を開けてゆっくりと辺りを見渡して。目に入ってくるのは見覚えのない向日葵畑だ。
パレン『?……今って向日葵が咲く季節じゃ……』
少し不思議に思いながらその大きな向日葵に触れていると、後ろから音がして。きょとんと後ろを振り向くと──
パレン『…は、?………ぉ、まえ……』
やっほー、パレン
ひら、と手を振る人物……元相棒、ガトルの姿が、そこにあって。
一瞬にして警戒心と殺意を剥き出しにし、低く小さく震える声で、声をかける。
パレン『……ッ、なんでお前が……あの時に俺がッ……!!』
するとひらひらと手を振りながら。
ガトル『おっと、タンマタンマ!!!殺し合いじゃなくってお話しに来たんだって……ほら、あれはちょっとしたじょーだんだよ!ちょっとしたマジックー?みたいな!』
パレン『……マジック……?』
その反応を見て、ガトルはけらけらとお腹を抱えて笑い。
ガトル『もしかしてあの時の言葉も信じちゃった?ほら、嘘ついてた〜とかの!』
パレン『っ……』
ガトルの言葉に、パレンは小さく頷いて。しかし、強く拳を握りしめて。少しの怒りと、混乱、そしてほんの僅かな期待で震える声を出し。
パレン『……な、んで……そんな嘘ついたんだよ…』
ガトル『んー……久々に本気で怒ってるパレンのこと、見てみたいなって思っちゃって?』
パレン『……なんだよ、それ……』
もっと罵ってやりたい、お前のせいでどれだけ苦しかったかと言ってやりたい。……しかしそんな気持ちとは裏腹に、ぎゅぅ、と唇を噛んでから震える声で──
パレン『……うそ、なら……嘘ならッ……天使のところになんかいくな、ずっと…ずっと裏切らずに…ずっと……ッ』
そう、懇願して
そんなパレンを見ながら、ガトルはくすくすと笑い。
ガトル『もちろん、ずっとそばに居るよ?心配させてごめんって、も〜!!』
パレン『……そ、う……だよな、?……お前は、ずっと……』
呟きながら、ガトルに手を伸ばし。もう少しで、その手が触れそうになったその時。
ピピピピッ、ピピピピッ…
パレン『……ぇ』
派手な目覚ましの音と、見慣れた部屋の天井が目にはいり。ゆっくりと、体を起こして。
パレン『……ゅ、め……?』
混乱する頭が落ち着いてくると、はは、と乾いた笑いを零して髪をくしゃくしゃと掻き回し。
パレン『クソみたいな夢……なんで今日こんな夢見悪いんだろ……』
そうして少し時間を置き、心が静まった頃にそっと立ち上がって。時計を見ると9時20分を示している。
パレン『……朝ごはん、食べよっと……』
ぱん、と頬を叩いて笑顔を浮かべ。いつも通りを意識して、4月1日、と書かれたカレンダーの前を通り過ぎ。美味しそうな匂いが漂う共有リビングへと向かうのだった。