「――確かに、お預かりいたします」
プランナーの塩崎が、蕾が綻ぶような笑みを零した。
そして、ほんの僅かな傷をも付けないという、確たる意思を感じさせる穏当さで、私達が手渡したアルバムを、そっと専用ボックスに収める。
その扱いが私達の思い出に向けられているのかと思うと、妙にくすぐったく、しかし、塩崎に任せるなら何も問題はないだろうと確信できた。
「よろしくお願いします」
気恥ずかしさを押し込めて、わざと深く頭を下げると、汲み取ってくれたらしい塩崎が同じように深々と上半身を倒した。
「はい、必ず素敵な映像にいたします。ご期待ください」
力強い言葉に引っ張られるようにして顔を上げると目が合い、思わず、くすり、と笑った。
そんな私と塩崎とのやり取りを見ながら、総一朗が僅かに身を乗り出して、テーブルに置かれた進捗表を確認する。
彼の視線*******
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