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洋平たちは、いよいよフットサル活動を始動させた。
美優は、洋平がサッカー部だった頃のことを知らない。だから、ボールを蹴っている洋平を初めて見れる。すごく楽しみだ。
「何年ぶりかなぁ?大学卒業して、たまに誘われて軽くボール蹴ってたけど、ちゃんとやるのは、10年ぶりかな」
「大丈夫?怪我しないようにしっかり準備運動してね。」
「そうだよなぁ〜まず走れるかなぁ?体力はあると思うんだけどなぁ〜」
「足、モツれないように気をつけて!」
「ホントだよ…」
一応室内コート、換気の為ドアは全開。
美優は、ここちゃんと椅子に座って観戦。
彼女さんだったりが観に来られてる。
最初に挨拶したが、誰が誰か?分からない。
ブランクがあり過ぎるから、この為に、上下の練習着、ソックス、レガース、フットサル用ボール、サルシュー(フットサル用シューズ)一式新調した洋平。
いよいよ、ボールを触る。
『あ!ちゃんと蹴れてる』
当たり前か…
でも、サッカーと違って足裏を使うし、
スピードが速くて、大丈夫かなぁ?と心配。
『へーなかなかカッコイイ♡
毎日、筋トレは怠らないから、筋力だけはしっかりしてる』
今日は、練習試合形式だから、徐々に身体を慣らすしかない。
簡単な練習のあと、いきなりゲームが始まった。
『意外に動けてる』
『あれ?洋平って、いつキャプテンだったっけ?』
『いや〜ん、カッコイイ〜♡』
『そりゃあ〜モテるわね〜』
そう思いながら…
やっぱり「行け行け!打て!」と、小声で言ってしまってる。
体力を考えて、順番に何度でも交代する。
相当ハードだと思う。
毎日、続けてる若者でもハードだ。
30オーバーの…ちょっとおっちゃんになりかけているのに、大丈夫かなぁ?
でも、走ってる時は、アドレナリンが出ているのか さほど、ツラそうではない。
むしろ楽しそうにプレーしている。
洋平の新しい一面を見れて良かった。
「あー久しぶりに走った!楽しかった〜」
「良かったね」
「洋平まだまだ体力あるなぁ」と、同級生の岡田さん。
「体力は、あるけど、やっぱり長い間ボールを触ってなかったから、感覚を戻すのに時間がかかるなぁ」
「イヤ〜久しぶりの割には、よく動けてたよ。さすが、元キャプテン!」
「いやいや…」
「え?洋平キャプテンだったの?」
「うん、高校の時ね」
「そうなんだ。」
『小さい頃の写真と大学生の《《おバカ》》な全裸の写真は見せてもらったけど、高校生の頃のは、まだ実家だ!と言って見せてもらってないなぁ』
「洋平、弟も連れて来いよ」と同級生の宮本さん。
「あーどうかなあ?アイツやるかなぁ?」
「航平も上手かったもんな」と、横野さん。
「うん、まあな」
「この前、披露宴で久しぶりに会ったよな。教師してるんだって?」
「うん」
『弟という言葉に、一瞬ドキッとしてしまった。
航平くんもフットサルに呼ぶの?来ないよね、きっと…』少しざわついた。
「奥さんも又、観に来てね」
「ありがとうございます。久しぶりに楽しかったです。」
「じゃあ、また〜」
「お疲れ様でした」と、車へ乗り込む
ここちゃんは、おネム…
「どうだった?」
「洋平よく動けてたね〜カッコ良かったよ。」
「そう?惚れ直した?」
「うん♡」
「えーどうしたんだろ?今日は素直だなぁ」
「ふふ、いつもだよ」
「そうかなぁ?」
「ふふ、洋平の高校生の時の写真、見せてもらってない」
「あー実家に置いたままだもんな。また、次行った時な!」
「うん。何か又、変なものが写ってるのか?と思ったよ。」
「いや…たぶん大丈夫!」
「何よ、たぶんって…」
「サッカーに打ち込んでた頃だから…」
「嘘!1つ歳上の人と1年、同級生とナンパされた人と数ヶ月付き合ってたんだよね」
「美優〜!すごい記憶力で怖いんだけど…」
「ハハ、完璧?」
「うん…」
「まあ、数ヶ月の人は引退してから、として…最初の1年間は歳上のお姉様に支えてもらったんじゃないの?」
「ふっ…」
「図星か…私も洋平と同じサッカー部のマネージャーだったら、洋平のこと、きっと好きになってたし、支えたかったなぁ〜」
「美優〜♡」
「カッコ良かったよ♡」
美優を抱きしめる
「洋平〜青春の匂いがする」
「あ、ごめん、汗臭いな…帰ってシャワー浴びないと…」
「ふふ、そういうのは慣れてるよ。チュッ」
「美優〜♡」チュッ
「でも、おしまい!」
「あ、はい…」
そのまま帰ってシャワーを浴びる洋平。