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お風呂もベッドも一緒、お互い 愛する人が傍にいる幸せを噛みしめていて....💏♥️ 壮ちゃんの希望通り、結婚に向かって 順調に進んでいますね🍀✨💍✨ 空中庭園のオープニングセレモニーでの婚約発表以降は 結婚や退職等....慌ただしくなりそう🤔 挙式はどこでやるのかなぁ~💒♥️ 会場選びも楽しみですね🎶
花純ンもお風呂もベッドも一緒になっても素直に受け入れてて相思相愛、幸せを満喫中で嬉しいな😊 壮ちゃんが花純ンのご実家に挨拶するのも挙式もとりあえず空中庭園🌲お披露目パーティー&婚約披露をしっかり終わってからでも良さげなのに早く結婚したいがために先走り中ですね🤭❤️❤️ でもせっかく素晴らしい空中庭園🌳なんだしそこで挙げるプランは?さぁ花純ン壮ちゃんにプレゼンですね👰♀️✨🥰💗
その二時間後壮馬と花純はテーブルに向かい合って座り夕食を取っていた。
あの後ベッドを出た二人は一緒にシャワーを浴びた。そして冷めたハンバーグを温め直してから漸く夕食だ。
「時間が経っても美味いな」
壮馬はご機嫌な様子で美味しそうにハンバーグを食べている。
二人に前にはビールの入ったグラスもあった。週の始まりのまだ月曜日だというのに壮馬は珍しくビールを飲んだ。身体を使って喉が渇いたのだろう。花純もグラスに半分だけもらいお付き合いする。
「今度長野のご実家にご挨拶に行きたいんだが」
突然壮馬がそんな事を言ったので花純は驚く。
「あ、はい、いつ頃がいいですか?」
「早ければ早いほどいいい」
壮馬は一刻も早く花純と結婚したいようだ。
「わかりました。母に電話してみますね」
「うん、頼んだよ」
そして壮馬は続けた。
「今度の日曜日はいよいよ空中庭園のオープニングセレモニーだ。そこで俺達の婚約を発表する事にした」
「え? でもセレモニーには大勢のマスコミも来るんですよね?」
「ああ、だからちょうどいいだろう。花純が俺の婚約者だと公式に発表してしまえば君に危害を加える者もいなくなるだろうからね」
その意味がイマイチピンとこない花純はハンバーグをモグモグしながら「そういうものなのかしら?」と思っていた。
「それにその日は君がガーデンデザイナーとして晴れて独り立ちする日だ。めでたい事が重なっていいじゃないか」
壮馬は穏やかに微笑む。
花純は頷きながら少し緊張してきた。ガーデンデザイナーとして独り立ちする日と婚約発表が重なるのだ。嫌でも注目を浴びてしまう。
「ところで青山花壇にはいつ退職願を出すんだ?」
「今週の木曜日に行ってきます」
「そうか。優香さんには?」
「明日話すつもりです」
「そうか。優香さんには多分今夜優斗から話がいっていると思うから」
「だったら話が早いですね。助かります」
「大丈夫だよ。優香さんならきっとわかってくれるさ」
壮馬はそう言ってグラスのビールを美味しそうに飲み干した。
食事の後片付けは二人でした。
食後二人はハーブティーを飲みながらリビングで寛ぐ。
その際壮馬はタブレットを持って来て花純に画面を見せた。
壮馬はすぐにでも結婚式の式場を決めたいようでどのホテルがいいかと花純に迫る。
「ちょっと待って下さい。今日すぐに決めるのは無理です」
花純が笑いながら訴えても壮馬が引く気配はない。
候補に上がっているホテルはどれも格式のある一流ホテルばかりだった。式場の写真を見ているとどれもため息が出るほど素晴らしい。
(大企業の副社長なんだから、やっぱりそれ相応の格式あるホテルで挙げた方がいいんだろうな…)
花純はそう思いながら真剣に考え始める。しかしさすがにすぐには決められなかった。
明日も仕事があるので話し合いはそこで中断し二人は手を繋いで寝室へ向かった。
花純は今夜から壮馬の寝室で一緒に眠る事にした。ベッドへ入るとすぐに壮馬が腕枕をしてくれる。
珍しくその日は先に壮馬が寝息を立て始めた。
副社長というのはかなり大変な立場なのだろう。その寝顔には少し疲れが見えている。
愛しい人の寝顔を間近で見つめながら花純はこの上ない幸福感に包まれていた。
まさかあの空中庭園での出逢いがこんな事になるとは思ってもいなかった。
花純は目を瞑り壮馬と出逢った時の情景を思い出す。
その時壮馬が眠りながら無意識に花純をギュッと抱き締めた。
花純は心地良い壮馬の腕にすっぽりと包まれながら、やがて深い眠りへ落ちていった。