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サモーンの嫌がらせから2日語、つまり祭り当日。
「よし……開店準備は完了だ」
妹紅は焼き鳥屋の屋台の準備を終えていた。後は時間になるまで焼き鳥のストックを作るのだ。
だが、ここで一つの不安要素がある。
「あの鮭野郎がどう来るか……だな」
実は、この祭り会場でサモーンの目撃情報があったのだ。
もしかすると、また自分の店に来て、嫌がらせをするかもしれない。
という考えが彼女の頭の中にあった。
「とはいえ、人がたくさん集まるんだ。 流石に場をわきまえるだろ……」
一応、彼女は他の屋台にこの話を伝え、いつでも追い返す準備をした。
そして、時間になった。
会場はたくさんの人で溢れかえっていた。皆がそれぞれ好きな屋台でおもちゃ、食べ物を買っている。
普段客が少ない妹紅の店も、この日ばかりは繁盛していた。
そして、祭りの盛り上がりが最高潮に達した時だった。
「しゃーけしゃけしゃけ!」
特徴的な笑い声が響き、まもなく人々の悲鳴がこだました。
「サモーン・シャケキスタンチン様の参上だぁ! お前らぁ! 屋台の飯より鮭を食え!」
サモーンだ。今回は手下も連れている。彼らは人々や屋台から食べ物を奪い、鮭へとすり替えていく。
「来ちまった……」
すると、サモーンが妹紅を発見した。
「むぅ! お前は竹林の! まだ焼き鳥売ってるのか!」
「そりゃ商売だからな。サモーン、なぜこんなことをする」
「なぜだってぇ!? お前らが鮭の店を出店しないからだ! もし鮭の店があるのなら、俺はこんなことしない!」
「何売ろうがこっちの勝手だろ……お前には灸を添えてやらなければな」
そう言って、妹紅は手から炎を出現させる。サモーンも、釣り竿型の刀を取り出す。
「灸を添えるのはこっちだぁ!」
向かいあう二人。この祭り会場は、どうなってしまうのだろうか。