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他人に見られたほうが興奮する。やりすぎると変に思われるから、次はブランコに乗ることにした。これなら、揺れるたびに少しだけ浴衣がはだける。よし、これで行こう。私は勢いよくこぎ始めた。そして、わざとバランスを崩すようにして地面に倒れこんだ。
「きゃあ!!」
私は大声で叫んだ。同時に浴衣が大きくめくれる。やった!! これでいい感じに見えるはず。私はゆっくりと立ち上がった。彼の方をチラッと見ると、私の方を見て固まっている。まるで信じられないものを見たかのように目を大きく見開いている。
私は自分の姿を見た。思った以上に浴衣が崩れて、上も下もほとんど裸の状態になってしまっている。私は慌てて浴衣の前を合わせた。彼は今私の裸をばっちり見たはずだ。そう思うととても興奮して来た。もっと見られたくなる。次はどうしようか?
私はふとあることを思いついた。あっちにタイヤの遊具がある。そこでタイヤ飛びしたらどうだろう? 私は急いでその遊具に向かって走った。そして、思いっきりジャンプした。いきなりだとわざとらしいので、何回かは普通に飛ぶ。そして最後に、私は足がひっかかったふりをして両手を広げて仰向けに倒れた。
「ああっ……」
私は声を上げた。お腹が丸出しになっている。そして、私の下半身は裸だ。きっと彼にもはっきり見えたに違いない。私はドキドキしながら起き上がった。そして、ゆっくり立ち上がる。彼が近づいてきた。私はどうすればいいかわからなかった。とにかく逃げないと。そう思って走り出した時、足がもつれてしまい転んでしまった。
「痛っ……」
今度はわざとではなかったが、また浴衣がめくれて、私の下半身が露わになった。もうここまで来たら止められない。私は足を痛めたふりをして、そのままそこにじっとしていた。
「大丈夫……?」
彼が心配して声をかけてくれた。浴衣はわざとめくれたままにしている。
「足、痛めたかも……」
やばい、下半身丸見えの状態で、男の子と話している! 私は興奮していた。こんなこと今まで一度もしたことがない。恥ずかしいけど、それが気持ちよかった。このまま、もっと何かしたい。
「ねえ、肩を貸してくれる?」
「うん」
彼は私に近づき、肩に手を置いた。
「ありがとう」
私は立ち上がって歩き出そうとしたが、足をくじいたふりをして彼にもたれかかった。でも、立ちあがったらもう浴衣は元通りだ。もっと、裸に近いかっこで彼と話したい。そうだ!
「ね、ベンチに連れていって」
「いいよ」
彼は私をベンチに連れていってくれた。そこで私は、足を確認するふりをして、ベンチの上で立膝をついた。当然、浴衣は大きくはだけ、また下半身がさらけだされた。
「ここ、ちょっと腫れちゃったみたい……」
「見せてみて……」
すると、彼は私の前にしゃがみこみ、患部を確認しはじめた。私の股間のすぐ前に彼の頭がある! なんて大胆なんだろう。しかも、今の私はパンツ一枚履いてないというのに! でも、そんなことは全然気にならない様子で、彼はまじまじと私の足を見ている。なんだか不思議な気分だった。私は興奮して呼吸が荒くなっていた。最高に気持ちいけれど、これ以上やったら頭がおかしくなりそう!
「も、もう大丈夫だから!」
私はそう言うと、慌てて立ち去った。家に帰ると、浴衣を泥だらけにしたことをお母さんに怒られた。でも私はそんなことは上の空で、さっきまでの興奮の余韻に浸っていた。あんな出来事、もうないかもしれない。もっと楽しめばよかったかなぁ。(終り)